2019年3月30日土曜日

自由契約後すぐにマイナー再契約となるマイナーリーガー

 プロ野球もメジャーも開幕したが、もう一つだけオフシーズンネタ。

 カブスとマイナー契約して、キャンプ招待選手からメジャー昇格に挑んでいた田澤が一旦自由契約となり、直後に再度カブスとマイナー契約を結んだ。マイナー契約のキャンプ招待選手が、この時期に自由契約・直後に再契約となるケースは珍しくなく、同様に再契約ありきで自由契約になった川崎が、球団の思惑通りの再契約に至らず、ホークスに復帰したケースが比較的有名。

  こういったことが起こるのは、メジャーの労使協定によるものであって、マイナー契約選手をシーズン開幕時点で保有し続けるためには、球団は当該選手に対して残留特別手当として10万ドルを支払うことになっているからだ。この支払いを避けるため、一旦自由契約にし、開幕直後にマイナー再契約をする。

 ただ、もちろんマイナー契約の選手全員に対してこの処置をするのではなく、一部の選手のみ。Transactionsを見ていると、シーズンオフに他球団からのFA移籍としてマイナー契約を結んだ選手に多く見られる気がする。もしかして、この残留特別手当って、マイナー契約の選手全員ではなく、何らかの条件に当てはまっているマイナー選手だけなのかな。サービスタイムが一定の年数以上の選手だけとか。

 そもそも、メジャーのチームには約200人ぐらいの選手が所属していて、メジャー契約は40人なので、160人はマイナー契約ということになる。この選手全員に残留特別手当を支払うといことであれば、それだけで1,600万ドルの出費。マイナー選手に対する出費にしては大きすぎだろう。

 もう少し、調べてみよう。

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