2018年10月28日日曜日

2018年10月MSVランキング

1位 : Memorial (King & Prince)
2位 : ジコチューで行こう! (乃木坂46)
3位 : 君、僕。 (Kis-My-Ft2)
4位 : 僕だって泣いちゃうよ (NMB48)
5位 : U.S.A. (DA PUMP)
6位 : YEAH YEAH YEAH (ハロプロ・オールスターズ)
7位 : Lemon (米津玄師)
8位 : 世界の人へ (NGT48)
9位 : Want you! Want you! (=LOVE)
10位 : アンビバレント (欅坂46)

 1位は今年デビューしたジャニーズの新生、King & Prince。チャートを賑わせているジャニーズ勢においても、1位獲得までいくのは珍しく、Kis-My-Ft2/舞祭組以来のこと。数あるジャニーズグループの中でも、今後、頭一つ抜け出す存在となっていくか。

 2位以下もアイドルグループが目立ったが、一方でDA PUMPは5ヶ月連続ランクインのロングヒットを記録。来月もランクインすれば、過去に星野源「恋」、米津玄師「Lemon」しか成し遂げてない、6ヶ月連続ランクインとなる。

2018年10月22日月曜日

ワールドシリーズ開幕前に思う

 DAZNがキッカケで本格的に観るようになったメジャーリーグ。昨シーズンはそんなにのめり込んで無かったので、開幕からポストシーズンまでしっかりと追いかけたのは今シーズンが初めてで、その初めてファンとして完走したシーズンのワールドシリーズがいよいよ23日(日本時間の24日)に始まる。カードは、レッドソックスvsドジャースだ。

 ただ、この両チームに限らず、メジャーでは優勝が見えてきたチームは、ウィークポイントを補強すると共に、ポストシーズンを戦い抜くための分厚い戦力を整えるために、カネにモノを言わせて(有望株も出すので、中長期的な痛みも伴うけど)、7月末のウェイバー公示無でのトレード期限と、8月末のポストシーズンのロースター入り期限に向けて、トレードしまくる。そのため、ワールドシリーズは2チームの対戦というより、さながらオールスター戦の様相。これって本当に面白いのかな。

 ちなみに、この両チームが、トレード期限に向けて獲得した主な選手はこんな感じ。

〇レッドソックス
 スティーブ・ピアース内野手(←ブルージェイズ)
 ネイサン・イバルディ投手(←レイズ)
 イアン・キンズラー内野手(←エンゼルス)

〇ドジャース
 マニー・マチャド内野手(←オリオールズ)
 ジョン・アックスフォード投手(←ブルージェイズ)
 ブライアン・ドージャー内野手(←ツインズ)
 ライアン・マドソン投手(←ナショナルズ)
 デービッド・フリース内野手(←パイレーツ)

 主力をシーズン中にこんなに入れ替えてまで勝ち取るワールドチャンピオンって、どうなんだろうか。それとも、今シーズンはたまたまビッグネームの移籍とリーグ優勝チームがリンクしたけど、毎年こういう感じと言うことでも無いんだろうか。来シーズン以降も注目していきたい。

2018年10月21日日曜日

日本シリーズ予想2018

 2年連続で頂上決戦ではない、エセ日本シリーズとなってしまった今年の日本シリーズ。優勝チームの意地を見せて欲しいというか、2位チームに大きな顔をさせたくないので、予想は4勝0敗で広島。これしかない。完膚なきまでに叩きのめしてくれ!

 ちなみに、優勝チーム以外が日本シリーズを戦うのは、2004年以降、以下の7チーム。

○2004年パ・リーグ 優勝:ダイエー シリーズ進出:西武
○2005年パ・リーグ 優勝:ソフトバンク シリーズ進出:ロッテ
○2007年セ・リーグ 優勝:巨人 シリーズ進出:中日
○2010年パ・リーグ 優勝:ソフトバンク シリーズ進出:ロッテ
○2014年セ・リーグ 優勝:巨人 シリーズ進出:阪神
〇2017年セ・リーグ 優勝:広島 シリーズ進出:DeNA
〇2018年パ・リーグ 優勝:西武 シリーズ進出:ソフトバンク

 今年は、史上2回目の「2年連続での非頂上決戦」ということで、残念極まりない。

2018年10月19日金曜日

プロ野球公式戦で使わているスコアブックを買うことができる!

 プロ野球の公式戦で公式記録員が使用しているスコアブックが発売されることになった。ニュースリリースはこちら。

 「NPBオリジナルスコアブックの発売について

 これは欲しい。

 でも、取扱店は野球殿堂博物館だけとのこと。あとはネットか。

 全国の主要スポーツ店で取り扱えばいいのに。若しくは、最低限、12球団の本拠地球場とか。

 東京に行く機会があれば水道橋まで足を伸ばして買いに行きたいところだが、東京に行く機会自体、あまり無いんだよなぁ。このためだけに東京に行くのも、さすがにバカバカしいし。

2018年10月17日水曜日

日本シリーズが延長12回までに変更

 日本シリーズでの延長戦が、最大で12回までに変更になったことが発表されていた。

 「日本シリーズ2018開催要項

 ひと昔前なら大きく報じられたであろう、こんなに大きなルール変更が、ほぼニュース記事として取り上げられること無く、ひっそりと発表されているということが、今の野球界を取り巻く現実を表している。寂しい限りである。

 レギュラーシーズンと同じルールで戦うというのは、ある意味正しいと思うし、試合開始時間がレギュラーシーズンよりも遅く、且つ、どうしても試合進行のテンポが遅くなってしまう一戦必勝の短期決戦という特徴を鑑みると、延長15回まで試合を行うことにより、観客の終電と言う問題が発生してしまうため、このルール変更は大きくは間違った方向性では無いようにも思える。

 ただ、今年、レギュラーシーズンでは16試合の引き分けがあり、これは全体の1.9%。もちろん多くは無いが、日本シリーズの7試合の中で引き分けの試合が出てきても、何ら不思議では無いし、史上1回しか無かった第8戦が、行われる可能性は、延長15回だった昨年までと比べると、遥かに高くなったようにも感じられる。

 今年の日本シリーズで、第8戦のドラマが繰り広げられるような予感がする、そんなルール変更だ。

2018年10月16日火曜日

奇襲しかないぞ!ジャイアンツ!

 プロ野球は、明日からクライマックスシリーズのファイナルステージ。大の巨人ファンであり、大のCS反対派としては、とても複雑な思いでこの日を迎えているが、やはり後者の立場が優先されるので、できれば広島が勝ち抜いて欲しい。広島が勝ち抜いて欲しいという大前提のもと、それでも巨人が日本シリーズに進出するための戦い方を提案したい。

 誰だったか忘れたが、とある解説者が、優勝チームがCSを勝ち抜くためのコツは、普段通りの野球を普段通りにやることだと言っていた。そのココロは、普段通りの野球をやった結果が優勝であり、一番強い戦い方である証明でもあるからとのこと。確かにそう思う。

 言い換えれば、3位チームが勝ち抜くためには、普段通りの野球をやっていては、普段通り負けるだけなので、奇襲を仕掛けるしかない。巨人が勝ち抜くためには、必勝奇襲ローテが必要だ。

第1戦 ヤングマン
第2戦 メルセデス
第3戦 今村
第4戦 菅野
第5戦 澤村(オープナー)~田口
第6戦 山口俊~ブルペンデー~最後はヤングマン

 初戦はヤングマンで奇襲を仕掛けたい。外国人枠や故障の影響で、わずか4試合の登板だったが、安定感は抜群。既にファームでの復帰登板を果たしており、また、広島とは対戦が無かったため、相手にデータも無い。これぐらいの思い切った起用が必要だと思うし、初戦に投げれば中4日で第6戦にも投げられることも考慮。

 第2戦は、後半戦のローテの柱だったメルセデスで勝負。第3戦は中4日での菅野登板が報じられているが、無理せず、レギュラーシーズンにおけるマツダスタジアムでの連敗をストップさせた今村を投入したい。

 第4戦は、満を持して中5日の菅野。そして、ここからが奇襲中の奇襲ということで、MLBでの最新の戦術を採用。まずは、今シーズン流行った「オープナー」で、第5戦の先発は澤村。広島は対右投手のスタメンを組むだろうが、2回から田口にスパッとスイッチ。これで広島を混乱に陥れる。澤村は1イニング前提の先発なので、当然、第4戦まではブルペン待機。

 そして最後の第6戦は、力のあるリリーフ陣をどんどんつぎ込むブルペンデー。1人目を先発もできる山口俊にして、投げられるだけ投げさせる。最後の試合だから、翌日の試合の心配も要らないので、とにかく行けるところまで行き、あとは、力のある順番にどんどん投げさせる。最後に締めるのは中4日のヤングマンだ。

 ファーストステージでも、第1戦で大本命の菅野ではなく今村を先発させたり、初回に出塁した田中俊にいきなり盗塁させたり、中盤の試合展開を左右するような重要な局面で陽岱鋼にエンドランさせたり、奇襲連発で勝利を収めたジャイアンツ。ファイナルステージでも、もっとアッと驚く奇襲を仕掛けるべきだと思うし、それがMLBの最新の戦術なら、かなり話題になると思う。

2018年10月15日月曜日

セイバーメトリクス2018 投手編

 続いて、投手編。投手編の方が隠れた逸材が見付かることが多い気がする。基準は30イニングス以上。

 最初はセイバーメトリクスの代名詞とも言えるWHIP。1イニングあたりに許したランナーの数で、1.0未満なら超一流とされる。

 1.嘉弥真0.91 2.メルセデス0.96 3.ヒース0.98 4.東明0.98 5.大下0.98 6.比嘉0.99 7.浦野1.01 8.菅野1.02 9.岸1.03 10.大瀬良1.03 11.山崎1.05 12.マシソン1.05 13.菊池(L)1.06 14.井口1.07 15.石山1.09 16.山本(Bs)1.09 17.能見1.10 18.田原1.11 19.アルバース1.12 20.上原(G)1.13

 12球団トップは嘉弥真。試合の山場で、いかに左投手を抑えていたかが分かる。東明がこんなに良かったのは意外。オリックスは西のFA移籍が噂されているが、東明がアナを埋めるか。日本ハムは大方の予想を覆してAクラス入りしたが、浦野・井口といった中継ぎ陣がチームを救っていたことが分かる。

 続いて、メジャー中継ではかなりお馴染みになってきているK/BB。見たとおりの計算式で算出され、打たせて取るタイプの投手は良い数字にならないことから、個人的には日本の選手の評価軸としては、ちょっと違う気もしているが、それでも注目度は年々増している。

 1.東明8.00 2.ヒース6.63 3.塩見6.63 4.有原5.80 5.岸5.48 6.桑原5.42 7.菅野5.41 8.秋山4.94 9.浦野4.89 10.上原(G)4.80 11.パットン4.19 12.石山4.13 13.澤田4.09 14.岩瀬4.00 15.上沢3.97 16.アルバース3.95 17.小川(S)3.92 18.大下3.89 19.大瀬良3.88 20.中川3.88

 何と東明が1位。来年は大ブレイクするかも。あと、WHIPでも上位だったヤクルトの大下はちょっと注目したい。巨人の上原は、あまりいいピッチングをした印象は無かったのだが、セイバーメトリクスの数値は良かったようである。

 最後はLOB%。残塁率に近い数値であり、投手の粘り強さを表し、70強が平均的な投手と言われている。

 1.宋家豪95.0 2.宮國93.0 3.ミランダ88.6 4.田原88.4 5.ジャクソン87.5 6.野田86.7 7.澤田86.0 8.青山(E)85.7 9.石山85.2 10.増井85.1 11.中崎84.7 12.ヒース83.8 13.森(H)83.6 14.フランスア83.1 15.東82.8 16.菅野82.6 17.パットン82.6 18.公文82.5 19.一岡82.5 20.桑原82.2

 かなり意外な名前が上位に並んだ。宋家豪は来シーズンに向けて覚えておいた方が良さそうな名前だ。巨人のリリーフがここでも宮國・田原がトップクラスの成績を残している。今年はたまたま打たれるシーンが目立ったが、実は持っている力は悪くないのかも知れない。K/BBと同様に名を連ねているオリックスの澤田にも注目だ。

 (参考)「セイバーメトリクス2017 投手編

2018年10月14日日曜日

セイバーメトリクス2018 野手編

 今年は日程の消化が遅かったので、クライマックスシリーズ期間中にようやくレギュラーシーズンが終了。最近はMLBネタが多いですが、ちゃんとプロ野球も見てますよ。ということで、恒例のセイバーメトリクス紹介。まずは野手編。100打席以上の選手でランキング。

 最初は出塁率。元祖セイバーメトリクスとも言える指標で、4割を超えると一流と言われる。

 1.丸.468 2.鈴木(C).438 3.山田哲.432 4.近藤(F).427 5.坂本(G).424 6.糸井.420 7.ビシエド.419 8.平田.410 9.青木.409 10.坂口.406 11.吉田正.403 12.秋山.403 13.會澤.401 14.大引.398 15.田中賢.398 16.山川.396 17.岡本.394 18.筒香.393 19.西川(F).391 20.糸原.390

 .450超は滅多に出ないかなりのハイレベルの数値であり、今年の丸が驚異的な出塁率だったことが分かる。大引や田中賢といったベテランが高い出塁率を残しているのはちょっと意外な気もするが、注目したいのは糸原。高い出塁率を武器に、来シーズン以降もレギュラー定着となるか。

 続いて、もはや完全に市民権を得つつあるOPS。出塁率+長打率で計算され、8割を超えると一流。10割を超えると超一流。

 1.丸1.096 2.柳田1.092 3.鈴木(C)1.057 4.山田哲1.014 5.ソト1.008 6.筒香.989 7.山川.985 8.ビシエド.974 9.坂本(G).962 10.吉田正.956 11.秋山.937 12.岡本.935 13.アマダー.918 14.大引.911 15.浅村.910 16.バレンティン.904 17.糸井.900 18.宮崎(DB).894 19.會澤.893 20.青木.884

 ここでも1位は丸。2018年の両リーグナンバーワンバッターと言える。ソトは大当たりだったが、マークが厳しくなる来シーズンも同様の数字を残せるだろうか。吉田正はいよいよオリックスの主砲として一本立ちした感。アマダーは高い数値を残していただけに、ドーピング問題は痛かった。

 最後は、足の速さを数値化したSPD。算出式はとても複雑だが、盗塁成功率、盗塁企図数、三塁打、得点が多いと数値が上がり、7.00を超えると一流とされる。

 1.重信8.21 2.本多8.09 3.上林7.96 4.明石7.18 5.安部6.89 6.源田6.88 7.金子侑6.87 8.加藤6.72 9.田中(C)6.56 10.渡辺直6.53 11.西川(F)6.47 12.桑原6.31 13.野間6.23 14.中島(F)6.09 15.木村6.06 16.西野6.05 17.福田(H)6.01 18.荻野5.97 19.山田哲5.94 20.京田5.91

 1位は巨人の新スピードスター重信。来シーズンはスタメン定着なるか。ロッテから上位にランクインしている加藤と荻野にも注目。今シーズン、チームは機動力をウリにしたが、この両選手をフルで使えるようなら、来シーズンはもっと期待できるのかも。首脳陣との相性が悪かったのか、今年半ば干された状態だった桑原は、数字としてはいいものを残しているので、来シーズン、レギュラー復帰を期待したい。

 ちなみに、昨シーズンの数値はこちら。
 「セイバーメトリクス2017 野手編

2018年10月13日土曜日

やっぱり難解なMLBのTransactions

 「MLBのTransactionsまとめ」で、一旦は主だった記載内容についてまとめたが、昨年も「MLBにおけるトレードに関する謎」や「MLBのトランザクション読み取り日記2」で紹介したような、まだまだ理解できない記載も多い。重複する点もあるが、今年のレギュラーシーズン中にあった、謎の動きをまとめて残しておく。

〇マイナー契約の選手がいつの間にかActive Roster入り
 今年も、再昇格を表す「recalled」で、気付いたらマイナー契約の選手が25人枠に入っているケースがあった。

6月4日 Drew VerHagen
7月3日 Jim Adduci
7月14日 Chris Rowley

 ドリュー・バーヘイゲンは、この時点でマイナーオプションが行使されていたようなので、まだ分からないでもないが、その他の2選手は今シーズンは開幕からずっとマイナー契約のままだったのに、今シーズン初のメジャー昇格ながらrecalled表記なのは、本当に謎。戦力外(DFA)後、自由契約になる場合、選手都合なのか球団都合なのかによって記載内容が異なるぐらいキメ細かく表記されているのだから、25人枠に昇格する場合も40人枠内からの昇格か、40人枠外からの昇格なのか、明記して欲しいところだ。

〇故障者リストに登録されている選手がトレード
 故障者リストに登録されている選手はトレードできず、どうしてもトレードしたい場合はいったんは後日発表選手(Player To Be Named Later)とし、故障者リストから外れた時点でトレードしないといけないはずだが、そうでは無いケースも散見された。

7月31日 Darren O'Day
8月30日 Bobby Wilson
8月31日 Josh Donaldson

 このあたりが、この例。よく分からない。

〇マイナー契約の選手がトレードと同時に25人枠入り
 トレードは、契約条件を引き継ぐはずなので、マイナー契約の選手は、トレード先でもマイナー契約のままのはずなのに、何の記載もないまま25人枠入りしているケースがあった。

5月25日 Erik Kratz
9月6日 Patrick Kivlehan

 どのように読み取ればいいのか、全く分からない。

〇その他

7月14日 Texas Rangers released CF Austin Jackson.
7月27日 New York Mets activated CF Austin Jackson.

 レンジャースを自由契約になったオースティン・ジャクソンが、sign(契約)することなく、25人枠入りしている。意味不明。

 ということで、まだまだ分からないことが多いメジャーリーグ。来シーズンも試合観戦を楽しみながら、制度の理解も深めていきたい。

2018年10月12日金曜日

プロ野球順位予想2018の振り返り

 まだレギュラーシーズンは全日程を終了させていないが、明日からはクライマックスシリーズが始まり、順位は既に確定済。ということで、恒例のプロ野球順位予想の振り返り。今年こそ全球団的中なったか?

 「セ・リーグ順位予想 2018年版
 「パ・リーグ順位予想 2018年版

セ・リーグ
 予想:1巨 2D 3中 4広 5神 6ヤ
 結果:1広 2ヤ 3巨 4D 5中 6神

セ・リーグ
 予想:1ソ 2楽 3オ 4西 5ロ 6日
 結果:1西 2ソ 3日 4オ 5ロ 6楽

 例年以上に、ヒドい外しっぷり。

 広島は打撃陣はいいものの、先発リリーフともに投手陣が不安と見ていたが、先発では大瀬良が一本立ちし、リリーフはフランスアが救世主となった。また、そもそもが5強1弱であり、ヤクルトには全く目が無いと切り捨てたが、近藤・石山からなる勝利の方程式が確立し、接戦をものにした。

 西武は広島と同様に投手陣が総崩れと評し、予想通りチーム防御率はリーグ最下位に沈んだが、それを補って余りある「山賊打線」が猛威を振るった。楽天は先発ローテーションが確立するとともに、打線では茂木が軸になり勝ち進むと予想したが、岸以外の先発は不安定で、茂木は故障禍に泣いた。

 もう四半世紀に渡りやり続けて、一向に当たらない順位予想。来年こそは12球団的中させたい。

 (参考)「プロ野球順位予想2017の振り返り

2018年10月11日木曜日

MLBセイバーメトリクス2018 投手編

 MLBセイバーメトリクスの投手編。打者編と同様にテーマを絞るためWHIPのみの掲載。50イニング以上の投手で比較し、チーム名は最終所属、成績はシーズントータル。

1.Edwin Diaz (SEA) 0.79
2.Josh Hader (MIL) 0.81
3.Blake Treinen (OAK) 0.83
4.Jose Leclerc (TEX) 0.85
5.Chris Sale (BOS) 0.86
6.Justin Verlander (HOU) 0.90
7.Max Scherzer (WSH) 0.91
8.Jacob DeGrom (NYM) 0.91
9.Collin McHugh (HOU) 0.91
10.Kirby Yates (SD) 0.92
11.Seranthony Dominguez (PHI) 0.93
12.Taylor Rogers (MIN) 0.93
13.Diego Castillo (TB) 0.95
14.Walker Buehler (LAD) 0.96
15.Scott Oberg (COL) 0.97
16.Blake Snell (TB) 0.97
17.Aaron Nola (PHI) 0.98
18.Matt Strahm (SD) 0.98
19.Will Smith (SF) 0.98
20.David Hernandez (CIN) 0.98

 1位はマリナーズの絶対的守護神、エドウィン・ディアス。サファテもびっくりの、今シーズン57セーブ投手である。

 2位はブリュワーズの最終兵器として、スラッガー9月号でも紹介された圧倒的なリリーバー。以降も日本のプロ野球同様、WHIPの上位はリリーフ投手が続く。

 先発投手で1位は、全体5位のクリス・セール。押しも押されもせぬレッドソックスの大エースで、長身からの左のサイドスローは、かのランディ・ジョンソンを思い起こさせる。

 前半戦のセイバーメトリクス特集で注目した、フィリーズのセランソニー・ドミンゲスは少し数字を落としたものの、11位をキープし、年間WHIPで1.00を切った。

 21勝し、大ブレイクを果たしたブレイク・スネルは16位。密かに応援しているレッズからは、デービッド・ヘルナンデスが20位に滑り込み。正直、こんなにいい投手だとは思っていなかったので、来シーズン、もうちょっと注目して見てみよう。

2018年10月10日水曜日

MLBセイバーメトリクス2018 野手編

 今年からMLB版も発表するセイバーメトリクス。テーマを絞るためにOPSのみ紹介。MLBは試合数が多いので、130打席以上を基準とした。なお、シーズン途中でトレードされた選手は、チーム名は最終所属チームとし、成績はシーズントータルのもので計算。

1.Mike Trout (LAA) 1.088
2.Mookie Betts (BOS) 1.078
3.Luke Voit (NYY) 1.069
4.J.D.Martinez (BOS) 1.031
5.Christian Yelich (MIL) 1.000
6.Max Muncy (LAD) .973
7.Ryan O'Hearn (KC) .950
8.Jose Ramirez (CLE) .939
9.Nolan Arenado (COL) .935
10.Alex Bragman (HOU) .926
11.Shohei Ohtani (LAA) .925
12.Justin Turner (LAD) .924
13.Juan Soto (WSH) .923
14.Paul Goldschmidt (ARI) .922
15.Aaron Judge (NYY) .919
16.Ronald Acuna (ATL) .917
17.Trevor Story (COL) .914
18.Anthony Rendon (WSH) .909
19.Manny Machado (LAD) .905
20.Matt Carpenter (STL) .897

 1位はトラウト。我々はメジャー中継で大谷を観ながら、同時に現役最高の選手も観ていることになる。

 3位にはルーク・ボイトという見慣れない名前。7月29日にフラッグディールでカーディナルスから移籍すると、当初はこの時期のトレードの目玉でも何でもなく、あまり注目されてなかったが、人材難のヤンキースファーストにレギュラーとして定着し、今や打線に欠かせない存在となっている。今シーズン、後半戦ブレイク選手の筆頭格。

 7位のライアン・オハーンも見慣れない名前。正直なところ全く知らなかったが、7月31日にメジャーデビューすると、僅か44試合で12本のホームランを放ち、昨年のホスキンスやオルソンのような存在になっている。来シーズンは注目したい。

 そして11位は大谷翔平。この並み居るメンバーを押しのけての11位だから、改めてその凄さが分かるというものだ。来シーズン、打撃に専念するとのことなので、この数字を更に伸ばすことができるか。

 前半戦に驚異のルーキーと言うことでよく名前を耳にしたフアン・ソト。その後あまり名前を聞かなくなったようにも感じていたが、しっかりと安定した成績を残し、13位に入った。

 ナショナル・リーグホームラン王のノーラン・アレナードはOPSでも9位だが、アメリカン・リーグホームラン王のクリス・デービスは20位圏外。この辺りも味わい深い。

2018年10月9日火曜日

Google+がサービス終了

 Google+が来年8月をもって、サービス終了になることが発表された。個人的には、ネット界のトップランナーであるGoogleが手掛けたSNSサービスと言うことで、サービス開始当初からとても期待していたし、すぐに利用を始め、積極的に投稿してきただけに、とっても残念。

 そもそもこういうサービスって先駆者じゃないと生き残れないイメージがあるが、SNSの場合、2004年2月にサービスを開始し、圧倒的な先駆者だったmixiが今となってはほぼ名前を聞くことのない廃れた存在。代わりに追随していたTwitterとFacebookがそれぞれ2008年の4月、5月に日本でのサービスを開始し、今や圧倒的な知名度を誇っている。

 Google+は2011年6月がサービス開始なので、市場での遅れはとったが、もっと遅く2014年2月に日本でのサービス提供が始まったInstagramが、今やSNS市場を席巻しているので、後発でも勝負できるサービス形態であることが、ある意味証明されている。Google+であれば自社サービスであるYoutubeと連携させたりして、もっとうまくサービス展開ができたかも知れないのに、さすがのGoogleでもうまくいかないこともあるということか。

 期待していたサービスだったので、つくづく残念である。

2018年10月8日月曜日

こんにちはTEAC

 「さよならONKYO」で紹介したとおり、20年強のお付き合いだったONKYOに別れを告げて、新たな音楽のパートナーとなったTEAC。いろいろと使っているところだが、今のところ使い勝手は良い。ただ、CDからMDへの録音方式が謎。当然、アナログではなくデジタル録音されていると思っているが、取扱説明書にもメーカーのウェブサイトにも、どこにも明記されていないので、ちょっと心配。録音時の音のレベルを見ていると、デジタルメーターが最大近くまで振っているので、大丈夫だとは思うけど。

 「TEAC MD-70CD

 ということで、当面の安定したMDライフをこれで確保。こうしてギリギリのところで繋いでいって、いつの日か、今のレコードやカセットのように、リバイバルブームが来ることを待ちたい。

2018年10月7日日曜日

F1日本グランプリ2018 決勝

 とにかく暑かった今年の決勝。短パンで行くべきだったかな。

 少し空席が目立つダンロップコーナー。これでも81,000人で、3日間では165,000人の観客数だったとのこと。ホンダのパワーユニットが好調なこともあり、少しは盛り返しているようだ。

 レースは、チャンピオン獲得のためには優勝するしかないベッテルが、前日の予選では9位。オコンのペナルティにより8番グリッドスタートになったが、それでも猛追が求められる決勝。ところが、その焦りからか、セーフティカー明けの9周目に無理な仕掛けが失敗し、大きくコースオフ。これで全てが終わった。

 ハミルトンは余裕のレース。何の波乱も無いまま、それでも、目の前を通り過ぎるごとに、2位との差が離れていくことが良く分かる。そしてそのままチェッカー。

 ベッテルは、それでも徐々にオーバーテイクを重ね、最終的には6位まで追い上げたのだが、ベッテルの順位を気にしていなかったため、いつの間に順位を上げていたのか全然気付かなかった。サーキット放送でも触れられてなかっただろうし、おそらくDAZN等の中継でもあまり注目されていなかったと思われる。実際に観戦していたからこそ、そのことに気付きたかった。まだまだF1観戦スキルは低いようだ。

 近年のF1にしては珍しく、オーバーテイクが多かったようだが、ほとんどが1コーナー、ヘアピン、スプーン、シケインあたりで行われていて、目の前ではクラッシュ含め、ほぼ全く何も見どころなし。もともと逆バンク~ダンロップあたりはあまり動きは無いため、最初から分かっていたが、来年は観戦ポイントを変えようかな。本当は波乱が起こりやすいデグナーで観たいけど、あそこは確か観戦席が無かったっけな。

 例年、あまりグッズ等は買わないのだが、今年は30回目の記念グランプリということもあり、それに関連したTシャツや扇子をしっかり購入。サポートレースがポルシェの1レースだけに減っていたので、コースでのイベントが少なく、ゆっくりとした時間を過ごすことができた今回の鈴鹿でもあった。

〇F1日本グランプリ2018 リザルト
1位 ハミルトン(メルセデス)
2位 ボッタス(メルセデス)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
4位 リカルド(レッドブル)
5位 ライコネン(フェラーリ)
6位 ベッテル(フェラーリ)
7位 ペレス(フォースインディア)
8位 グロージャン(ハース)
9位 オコン(フォースインディア)
10位 サインツ(ルノー)
11位 ガスリー(トロロッソ)
12位 エリクソン(ザウバー)
13位 ハートレー(トロロッソ)
14位 アロンソ(マクラーレン)
15位 バンドーン(マクラーレン)
16位 シロトキン(ウィリアムズ)
17位 ストロール(ウィリアムズ)
-位 ルクレール(ザウバー)
-位 ヒュルケンベルグ(ルノー)
-位 マグヌッセン(ハース)

 日本人として、一応、少しは応援していたホンダパワーユニットのトロロッソだが、惜しくもポイント獲得を逃した。それでも、歓声は圧倒的に多く、やっぱりF1の人気復活にはジャパンパワーの復活が必要なんだと、改めて感じさせられたグランプリでもあった。

2018年10月6日土曜日

F1日本グランプリ2018 予選

 2年ぶりのF1観戦は、業務調整に失敗したため、予選からの観戦。2日間しか行けないので、その分、密度を高めて観戦しますよ。

 はやる気持ちを抑えつつ、7時50分ごろにサーキットに到着したのだが、開門は8時。あれ?以前はもっと前からオープンしてなかったっけ?ちなみに明日の日曜日も8時開門。あれ?土曜日の夜はオールナイトじゃなかったっけ?

 今回取ったのは、逆バンクからダンロップの駆け上がりを一望できる、絶好の場所。なかなか素晴らしい景色だが、サーキットビジョンが無い。まあ、それは仕方ないか。

 予選は、雨が降ったりやんだりの、とっても難しいコンディション。セッション途中に降ると、アタックを中止したり、小降りになると飛び出したりで、ノックアウトギリギリの選手が、何度もアタックして、時間を縮めようとするといった、予選でよく見る光景は見られなかった。

 選手もそうだが、観ている方も雨具を出したり仕舞ったりで慌ただしく、どうにも観戦に集中できない難しいコンディション。そのため、あっという間に予選が終わってしまった。ただ、さすが日本開催と言うことで、ホンダエンジンを積んだトロロッソが好タイムを叩き出すと、非常に大きな歓声が沸き起こったし、それもあってか、2台ともQ3まで進出したのは印象的だった。

 予選中の一コマ。一応、ファンのマクラーレンを写したものですよ。どうでもいいけど、予選の日って、スタンドはこんなにガラガラだったっけ?

 最後は、この日一番の強い雨が降ってきて、完全なウェットコンディションになったため、あと1本のアタックができずに予選終了。どうにも不完全燃焼の予選だった。

1位 ハミルトン(メルセデス)
2位 ボッタス(メルセデス)
3位 フェルスタッペン(レッドブル)
4位 ライコネン(フェラーリ)
5位 グロージャン(ハース)
6位 ハートレー(トロロッソ)
7位 ガスリー(トロロッソ)
8位 オコン(フォースインディア)
9位 ベッテル(フェラーリ)
10位 ペレス(フォースインディア)
11位 ルクレール(ザウバー)
12位 マグヌッセン(ハース)
13位 サインツ(ルノー)
14位 ストロール(ウィリアムズ)
15位 リカルド(レッドブル)
16位 ヒュルケンベルグ(ルノー)
17位 シロトキン(ウィリアムズ)
18位 アロンソ(マクラーレン)
19位 バンドーン(マクラーレン)
20位 エリクソン(ザウバー)

 サーキット内に流れる放送のゲストに中嶋一貴が来ていたのだが、このしゃべりがとっても面白かった。マニアック過ぎず、それでも深い話もありつつ、ちょっぴり毒もあり、話にどんどん惹きこまれる。知名度もある人だし、この人をもっと上手に使えば、まずはF1のことをもっと多くの人に知ってもらうことができるだろうし、ファンの拡大に繋がると思う。

2018年10月5日金曜日

MLBのTransactionsまとめ

 一足先にMLBのレギュラーシーズンは終了。いわゆる公示にあたるTransactionsのページを見ていると、チームの動きや難解なMLBの制度が少しずつ分かってくるので、面白い。自分の備忘のために、レギュラーシーズン中によくみる記載について、まとめておく。

 「MLB Transactions

activated
 アクティブロースター(25人枠)入りすること。

assigned to (team)
 チーム傘下のマイナーチームへ所属すること。

claimed (player) off waivers
 ウェイバー公示された選手を獲得すること。

designated (player) for assignment
 40人枠から外すこと。一般的に戦力外通告と表現されるが、意味合いは日本のそれとはことなり、マイナー降格が前提であることが多い。

elected free agency
 FAとなること。シーズン中にこの表記がある場合は、マイナー降格拒否権を持つ選手が、その権利を発動させ自由契約を選択した場合が多い。

optioned
 マイナーオプションが発動された選手をマイナーに降格させること。40人枠にはとどまる。

placed (player) on the (list) list
 各種リストに登録し、ロースターに残したまま、替わりの選手を昇格させること。disabled list(故障者リスト)が一般的だが、他にもbereavement list(忌引きリスト)、paternity list(育休リスト)、restricted list(制限リスト)がある。

reassigned (player) to the minor leagues
 各種リストからの復帰時に、マイナーのチームに送られること。

recalled
 マイナーオプションによりマイナー降格していた選手を、メジャーに再昇格させること。

released
 自由契約にすること。

returned to
 ダブルヘッダーでは、アクティブロースターが26人に拡大されるが、その特別措置で昇格していた選手を、マイナーに戻すこと。

roster status changed
 その他の事由でロースターの状態を変更すること。短期間の出場停止処分に関するものが多い。

selected the contract of
 マイナー契約(40人枠外)の選手とメジャー契約を締結して、40人枠に登録すること。通常は、そのままアクティブロースター入りする。

sent (player) on a rehab assignment
 故障者リスト入りしている選手をリハビリのため、マイナーのチームに所属させ、試合に出場させること。

sent (player) outright to
 40人枠から外し、マイナーに降格させること。

signed
 契約すること。ドラフトで指名した選手との契約のことが多い。

signed free agent (player)
 FAの選手と契約すること。

signed free agent (player) to a minor league contract
 FAの選手とマイナー契約を締結すること。ドラフト外入団もこの記述となっている。

traded
 トレードすること。

transferred (player) from (list) to (list)
 通常は10日間の故障者リストから、60日間の故障者リストに移行すること。60日間の故障者リストに選手を登録する場合、代替選手を必ず40人枠外から昇格させないといけないため、例え故障が長引くものと分かっていても、代替選手が決まらない場合は、一旦10日間リストに登録し、代替選手決定後に60日間リストに移行させることが多い。

2018年10月2日火曜日

MLBの試合数

 MLBのレギュラーシーズンは、年間162試合である。ところが、今シーズンのレギュラーシーズンの全日程を終了した時点での順位表を見てみると、試合数が162試合ではないチームがある。

161試合 マーリンズ、パイレーツ
163試合 ブリュワーズ、カブス、ロッキーズ、ドジャース

 まず、161試合の方だが、MLBではプレーオフが始まる前までにレギュラーシーズン終了日が設定されていて、今シーズンは9月30日。この日までに消化できなかった試合は、最終順位に関係する等の事情が無い限り、原則打ち切りとなる。今回の場合、現地時間9月9日に予定されていたパイレーツvsマーリンズが雨天中止となり、この代替試合が9月30日までに組めなかったため、両チームとの最終順位が確定していたこともあり、試合は打ち切りとなった。

 次に163試合の方だが、チーム名でピンと来たかもしれないが、162試合終了して同率首位だったため、「ワンゲームプレーオフ」と言われる、いわゆる優勝決定戦が行われたのがこの4チームである。この試合は、ポストシーズンではなく、レギュラーシーズン扱いとなるため、個人記録もレギュラーシーズンに加算される。ブリュワーズのイエリッチは、162試合終了時点でホームラン王に2本差、打点王に2点差だったため、ワンゲームプレーオフで2発放てば、獲得が確実であった首位打者と加え、163試合目での三冠王獲得の可能性もあった。

 日本のプロ野球の感覚だと、チームの試合数が異なるのは、個人記録やタイトル争いにおいて不公平となるため、あまり許容できない状態だと思うが、こういうのもMLBならではである。