2021年3月27日土曜日

ア・リーグ順位予想 2021年版

  ナショナル・リーグに続いて、アメリカン・リーグの予想。こちらのリーグは、全ての地区に日本人選手が所属しているので、日本で報道されることも多いリーグとなっている。

○東地区
1位:ニューヨーク・ヤンキース
2位:トロント・ブルージェイズ
3位:タンパベイ・レイズ
4位:ボストン・レッドソックス
5位:ボルチモア・オリオールズ

 2強2弱で、レイズは正直言って全く読めない。

 どうしても強く見えるのがスター揃いのヤンキース。ジャッジ・スタントン・レメイヒュー・トーレス・ヒックス・ボイトと、錚々たるラインナップだし、普通にやれば地区優勝するだろう。ただ、ここ数年、毎年のようにケガ人が続出するので、その流れを断ち切ることができるか。

 対抗できるのはブルージェイズ。スプリンガーとセミエンを補強し、2世トリオ+グリエル・ヘルナンデスで構成するラインナップは超強力。レイズはスネル放出でグラスナウへの負担が大きくなりそうだが、独自の戦術で旋風を巻き起こすチームなので侮れない。

 レッドソックスはヘルナンデスとゴンザレスという、MLB屈指のスーパーユーティリティを2人とも抱え込んだので、どう使いこなしていくのかが注目。オリオールズは主砲マンシーニのがんからの復活劇と、デービスのダメっぷりぐらいしか見るべきところが無いか。

○中地区
1位:シカゴ・ホワイトソックス
2位:ミネソタ・ツインズ
3位:クリーブランド・インディアンズ
4位:カンザスシティ・ロイヤルズ
5位:デトロイト・タイガース

 今年も基本は3強2弱。ただ、ロイヤルズが少しずつ2弱から抜け出しつつあるか。

 オープン戦でヒメネスが大ケガを負い、今季絶望になりそうということで順位予想を変えようかと思ったが、アンダーソン・アブレイユ・モンカダといった打線の軸がしっかりしているので地区優勝予想のままとした。ただ、ツインズは昨シーズン不調だったケプラーやガーバーが2019年シーズンのような成績を取り戻せば地区優勝の可能性も充分にある。インディアンスはリンドーア放出で戦力大幅ダウンだが、絶対的エースのビーバー、MLBを代表する捕手となったペレス、中軸ラミレスと、最低限の戦力は維持している。

 ロイヤルズはベニンテンディ・サンタナを補強し、戦う姿勢を取り戻しつつある。タイガースはスクーバルとマイズの成長次第か。

○西地区
1位:オークランド・アスレティックス
2位:シアトル・マリナーズ
3位:ロサンゼルス・エンゼルス
4位:ヒューストン・アストロズ
5位:テキサス・レンジャーズ

 混戦模様。どのチームも絶対的な力が無いので、ポストシーズンを勝ち上がるのは難しそう。

 地区優勝は消去法でアスレティックス。セミエンが抜けたのは大きいが、アンドルースをトレードで獲得したので、穴は最低限は埋まった。マリナーズはエースのゴンザレスに加え、パクストンの復帰、実は昨シーズンの各指標は悪くなかった菊池、本格ブレイク直前のシェフィールドと、楽しみなローテーションになりつつある。

 エンゼルスは、今シーズンも先発ローテーションが微妙。オープン戦打ちまくっている大谷だが、むしろ、先発ローテーションとして1シーズンを全うしてくれる方が、チームの順位に直結する。アストロズはブラントリー残留で外野手総崩れという最悪の事態は免れたが、バーランダーがトミー・ジョン手術で今季絶望ということで、大幅な戦力ダウン。レンジャーズは投打ともに層が薄く、有原には年間通じてローテーションで投げることが求められる。

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