レギュラーシーズンが終わったので、恒例に従い、今シーズン成績のセイバーメトリクスを紹介。それぞれの指標の意味は、「マネー・ボール」に書いてあります。
今回も、例年通り打者は100打席以上、投手は30イニングス以上を対象として調査。
○出塁率
1.ローズ.402 2.カブレラ.400 3.青木.400 4.中島.398 5.稲葉.391 6.鉄平.391 7.井口.391 8.井端.388 9.長谷川.387 10.小笠原.384 11.谷.383 12.和田.382 13.憲史.381 14.糸井.381 15.坂口.381 16.桜井.377 17.サブロー.377 18.森野.377 19.松中.374 20.田中.373
1年を通じて不振を極めた印象の青木だが、12球団で3番目の出塁率でチームに大貢献。今年大ブレイクした長谷川と糸井も高い出塁率を残した。CS出場組ではここ一番での代打憲史に注目だ。
○OPS
1.中村.1.010 2.ローズ.985 3.阿部.943 4.小笠原.927 5.カブレラ.919 6.谷.916 7.和田.914 8.サブロー.911 9.糸井.901 10.ガイエル.900 11.鉄平.895 12.ラミレス.891 13.中島.891 14.スレッジ.888 15.桜井.886 16.稲葉.883 17.森野.881 18.ブランコ.880 19.村田.870 20.井口.866
おかわり君がただ一人10割超え。桜井はチームトップの数値を残しており、来年はクリーンナップへの定着が期待できる。
○NOI
1.ローズ596 2.中村576 3.カブレラ573 4.小笠原565 5.中島562 6.谷561 7.鉄平559 8.和田559 9.稲葉555 10.サブロー555 11.糸井554 12.阿部552 13.井口549 14.青木548 15.桜井547 16.森野545 17.ガイエル545 18.スレッジ536 19.松中534 20.内川533
ローズとカブレラはセイバーメトリクス3部門(?)で全てトップ5入り。この二人がフル出場していれば、チームが最下位に沈むことはなかっただろう。
○DIPS
1.ファルケンボーグ1.63 2.藤川1.95 3.シュルツ2.16 4.クルーン2.44 5.攝津2.48 6.山口2.51 7.アッチソン2.53 8.ルイス2.61 9.岩田2.64 10.岸田2.85 11.ダルビッシュ2.85 12.武田久2.85 13.菊地2.87 14.吉見(D)2.90 15.小山2.92 16.成瀬2.96 17.浅尾2.99 18.チェン3.00 19.杉内3.07 20.金子3.08
短いイニングを全力で投げるリリーフ投手有利の指標といえるが、先発投手のうち完全無欠のダルビッシュ以上の成績を残したルイスと岩田と岸田は凄い。岩田が開幕からケガなく投げてたら、阪神がCSに出てただろう。CS絡みだと、日ハムの菊地、楽天の小山がリリーフ登板してきた際の火消しぶりにも注目したい。
○WHIP
1.藤川0.83 2.アッチソン0.90 3.山口0.92 4.ダルビッシュ0.93 5.篠田0.93 6.桑原謙0.95 7.ファルケンボーグ0.95 8.チェン0.95 9.シコースキー0.96 10.オビスポ1.01 11.ゴンザレス1.01 12.シュルツ1.05 13.河原1.06 14.吉見(D)1.07 15.高木(S)1.07 16.林昌勇1.07 17.ルイス1.07 18.高橋(D)1.09 19.ホールトン1.09 20.金子1.09
1.00未満は、1イニングに許すランナーが1人未満という証明。そんな聖域に篠田と桑原謙というニューフェイスが飛び込んできた。両選手とも先発タイプであり、来シーズンの先発ローテ入りの可能性は高い。シーズン終盤に突如頭角を現し、チームのCS出場に大貢献したヤクルトの高木も高い指数を残している。
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