2018年8月31日金曜日

プロ野球観戦記 ~岡本の凄み~

 2018.8.31 中日×巨人@ナゴヤドーム
G 000 002 003│5
D 100 000 011│3

 今年は例年になく野球観戦に行っている気がするな。

 メルセデスが見たかったので、ナゴヤドームへ。ドラゴンズの先発は笠原。

 メルセデスの好投と、巨人の貧打もあって、中盤まではとにかくテンポの良い試合運び。特にメルセデスはランナーが居ない状況だと、高校野球のようなテンポの良さだったように感じられた。

 6回の表。先頭打者の山本がボテボテのショートへの内野安打を放つと、試合が動き始める。無死1,2塁とチャンスを広げると岡本のタイムリーで同点。打つ前から打席に雰囲気を感じたし、レフトスタンドの熱の入り方が他の選手と全然違う。明らかに他の選手と比べて期待感が大きいし、それに応える岡本。この後、笠原の悪送球で巨人は逆転する。

 そのまま試合が終わるかと思ったら、この日、唯一メルセデスから良い当たりを放っていた京田が、8回に値千金のタイムリーツーベースで同点。直後、ドラゴンズで唯一安定しているリリーバーの佐藤が出てきたし、あっという間にツーアウト取られたので、そのまま9回裏へ、そして延長戦になるものだと思った。

 続く坂本は三振したのだが、キャッチャーが後逸し振り逃げが成立。ここで高橋監督は山本に代えて代打に阿部を送る。これが球場の雰囲気を変えるには充分すぎる采配だった。阿部は四球で歩き、マギーも繋ぎ、2死満塁と言う舞台が整った状態でバッターは岡本。阿部登場の時より、更に盛り上がるレフトスタンド。まさに最高潮の盛り上がり。そしてそこに居る巨人ファンは、岡本が必ず打ってくれると確信しているかのようだった。

 2球目にポール際への大ファールを打った後の4球目。岡本がとらえた打球はセンターオーバーの走者一掃のツーベース。あれだけの期待がのしかかる場面で、期待通りのバッティングを見せた岡本。凄い。凄すぎる。

 岡本が、中田や筒香を上回るような、不動の日本の4番になる日はそう遠くない。そんなことを確信した今日の試合観戦だった。

2018年8月26日日曜日

2018年8月MSVランキング

1位 : ジコチューで行こう! (乃木坂46)
2位 : 夏疾風 (嵐)
3位 : アンビバレント (欅坂46)
4位 : COSMIC☆HUMAN (Hey! Say! JUMP)
5位 : U.S.A. (DA PUMP)
6位 : FLY TO THE FUTURE (QUARTET NIGHT)
7位 : Thank you, FRIENDS!! (Aqours)
8位 : スタートダッシュ! (ジャニーズWEST)
9位 : Road (東方神起)
10位 : CHASER (UP10TION)

 1位は、今や指定席となっている乃木坂46。これで「インフルエンサー」以降5曲連続で1位を獲得。

 AKB/坂道、ジャニーズ、LDH、K-POPの4大勢力の音楽シーンにおいて、いよいよ本格的に第5勢力になろうとしてきているアニメソングが今月は2曲もランクイン。5大勢力時代が訪れるのか。

 なお、先月注目した米津玄師は、史上2曲目の7ヶ月連続ランクインとはならなかった。

2018年8月25日土曜日

パナソニック吉川がダイヤモンドバックスとマイナー契約?

 今年のドラフト1位候補でありながら、日本球界を経ずに直接メジャー挑戦すると報じられているパナソニックの吉川投手が、既にダイヤモンドバックスとマイナー契約済と報じられた。MLBの公式サイトでも既に発表されている。

 「パナソニック、アジア大会辞退の吉川は「登録規定に抵触」 ダイヤモンドバックスと入団契約書交わす」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 かなり衝撃的なニュースだが、そもそも記事によると、これは明確なルール違反。以下のルールに抵触している。

①競技者は日本プロフェッショナル野球組織が行なう選択会議の日から翌年度の都市対抗野球大会の終了の日までの期間、プロ球団と交渉することはできない
②加盟チーム競技者がプロ球団と契約を締結する場合は、その締結日以前に退部し、速やかに登録抹消届を提出しなければならない

 ルール違反なので、何らかの罰則が処されることになるのだろうが、それで済む問題なのだろうか。アマトップクラスの選手が日本球界を経ずしてメジャーに挑戦するのは田澤投手以来の2例目だが、今後も出てくる可能性があるので、いま一度在り方を考えるべきでは?

 そもそもいきなりメジャーに挑戦されてしまうと、貴重な人材の流出になってしまう。このための田澤ルールでもあると思うが、この周知徹底と罰則の厳格化により、選手の選択肢を狭め、まずは日本プロ野球に入るのが当たり前という流れを作るのもいいだろう。

 でも、野茂から始まる日本人選手のメジャー挑戦の本格化から20年あまり、WBCから始まる国際大会の本格化から10年あまり、野球は確実に国際化している。となれば、もっとメジャー挑戦しやすい環境を作っていくことも選択肢の一つではなかろうか。もちろん、NPBとしては魅力は下がるだろうが、日本人選手のレベルは上がるので、WBC等の国際大会での成績は上がるだろう。

 どちらの道を進むべきなのか。結局はプロ野球創成期から掲げられている「アメリカ野球に追い付け追い越せ」をどう具体的に解釈するのかという問題なのかも知れない。

 「NPBはMLBに追い付け追い越せ」なのか、「日本人選手はアメリカ人選手に追い付け追い越せ」なのか。前者なら人材流出をできるだけ抑えて、魅力あるリーグにしていく方向性だろうし、後者なら優秀な選手はどんどんメジャーリーグに送り込んで、個々のレベルアップを図るべきだろう。

 個人的には究極の目標は前者であって欲しいと思っているが、今の流れからすると後者なんでしょうね。であれば、希望する選手は、もっと自由に日本球界を経ずに直接メジャーに挑戦する道筋を作っていくというのも、今後の在るべき姿なのかなとも思う。

2018年8月23日木曜日

レビー小体型認知症

 ちょっとメモを。唐突だけど、そもそもブログってWeb上の記録に過ぎないから、そういうものだしね。

〇レビー小体型認知症

・男性にやや多い
・特徴的な症状は「幻視」「妄想」「うつ状態」「パーキンソン症状(筋肉のこわばり、前かがみで歩く、転倒しやすくなる、歩幅が小さくなる)」「睡眠時の異常行動(突然大声を出すなど)」
・MRI検査等でも、脳の萎縮は見られない。(より一般的なアルツハイマー型では脳の萎縮が見られる)
・調子が良い日と悪い日を繰り返しながら徐々に進行する
・幻視による発言に対しては否定せず話を合わせると良い
・食べ物が飲み込みにくくなる
・抗うつ剤は逆効果になることもある

(参考)
 「相談e-65.net
 「LIFULL介護
 「日本メジフィジックス
 「転ばぬ先の杖

2018年8月19日日曜日

プロ野球観戦記 ~試合がつまらなくても楽しめるのがファーム観戦~

 2018.8.18 中日×阪神@ナゴヤ球場(ファーム)
T 012 001 002│6
D 000 000 000│0

 またまたファーム観戦。しかも今回は友人を連れ出しての観戦。ファーム観戦の面白さを少しずつ広げる活動ですよ。ちなみに、この日はイベント開催日だったらしく、かなりの入場者数だった。

 先発は清水と飯田。飯田って誰って思ったが、トレード期限間際にソフトバンクへの松田遼のトレードで獲得した選手。リリーバーの印象が強いが、この日は先発をさせていた。阪神は飯田を先発として使うつもりなのかな。この日は5イニングを投げた。

 阪神の二番手は浜地。正直なところ、全く知らない選手だったし、出てきていきなり連打を食らったので、早々のKOを予感したのだが、その後立ち直り、試合終了まで投げた。4イニング投げたと言うことで、本来は先発をさせたい投手なのだろう。

 この2投手のみが目立った試合で、阪神の得点シーンは、押し出しとか内野ゴロの間とか、盛り上がらない点の取り方ばかりだったが、それでも二軍の主軸になっている板山がいいところでいいバッティングをした。内外野守れるユーティリティとして育ってきているので、西武の外崎のように育つと面白いかも。

 中日は、終盤にロドリゲス-又吉-伊藤準という一軍クラスの投手リレーを見せたが、特に伊藤準がピリッとしなかった。でも、浜地のような隠れた逸材を見付ける楽しみもいいけど、こういったビッグネームを近くで見る楽しみもファームの醍醐味。試合自体は見どころの少ないものだったが、それでもファームならではの醍醐味を味わえた一戦だった。

2018年8月18日土曜日

いろいろあり過ぎOOTP Baseball

 「Out of the Baseball」で紹介したこのゲームだが、かなりハマっている。ゲームを進めている中で、当時紹介した乱闘後の出場停止以外にも、普通の野球ゲームではあまり見ない出来事が発生しているので、ちょっとここでご紹介。

〇雨天中断
 たまに天気の要素が含まれる野球ゲームもあるが、OOTPでも発生した。しかも中断して試合は再開したものの、先発投手がリズムを崩して打ち込まれるという、リアリティっぷり。

〇雨天中止で翌日ダブルヘッダー
 確かにMLBではよくあるが、そこまでリアリティを出すとは。ちなみに、先発投手はスライド登板のためやり繰りは難しくなかったが、リリーフ投手は1試合目で投げると疲労が残るので、やり繰りが難しかった。

〇ボーク
 ゲームの世界でボークは初めて見た。しかも、1点差での9回裏2死満塁という、まさに試合のクライマックスの場面でまさかのボーク。これで同点に追い付かれるという信じられないプレーだった。

 他にも色々とありそうなので、また機会を見付けて紹介したい。

2018年8月17日金曜日

これが平田良介の完成形なのか?

 中日の平田が絶好調である。プロ13年目と中堅からベテランの域に達しようとしている今シーズンは開幕から安定したバッティングを見せ、16日試合終了時点でセ・リーグの首位打者。その16日にはサイクルヒットをやってのけた。日本代表に選ばれるほどの実力者でありながら、突き抜けた存在って感じでもなかったが、今シーズンでいよいよ完成形に近付いてきている印象だ。

 改めて今シーズンの16日時点の成績を見てみる。打率.333、ホームラン6本、打点42。さすが首位打者というだけあって、打率は凄いが、他の数字、特にホームラン数ってこれが平田の完成形でいいのかな。

 平田と言えば高校時代に甲子園で、1試合3本塁打という偉業を成し遂げた長距離砲。プロ入り後は、20本を超えたシーズンは無いがレギュラーに定着した2011年以降、規定打席に大幅に足りなかった昨シーズン以外は、毎シーズン二桁ホームランを放ってきた。数少ない和製大砲なので、本来ならば.333は打たなくてもいいから、20本いや30本を狙って欲しい存在である。

 このまま率は残すがホームランは二桁届かないアベレージヒッターに落ち着くのか。それともかつての長打力が戻るのか。世代を代表する大砲だった平田は、いったいどこに着地するのだろうか。

2018年8月16日木曜日

サマータイムとプロ野球

 サマータイム導入議論が展開されているが、よく考えたら、もしも現在議論されている通り、2時間のサマータイムが導入されたら、プロ野球はけっこう厳しいことになりそうだ。

 この時期、普通の野外の球場の試合は、平日・週末限らず、ナイターで行われる。試合開始は18時が一般的で、標準的な試合の場合は21時頃に終了する。これが2時間のサマータイムが導入されると、現在の16時相当の時間に試合が始まり、終わるのが19時頃相当。つまり、ナイターではなくそこそこ暑い薄暮ゲーム。暑いだけではなく、試合終盤の緊迫した場面で、薄暮による打球の見え難さが発生し、それによる思わぬドラマが発生する可能性もある。

 野球に限らず、サッカーも同様かな。欧米と違って夏のプロスポーツが盛んだし、夕方になってもそんなに気温が落ちない日本の気候を鑑みると、特にスポーツ界から見ると、日本にはサマータイムは実は馴染まないのかも知れない。

2018年8月15日水曜日

フェイスガードはスタンダードになるのか?

 2017年のWBCで海外の選手の多くが付けていたヘルメットのフェイスガード。威圧感はあるものの、カメラでアップになっても表情が分かりにくいのでイマイチかなと思っていたし、あれでどれほどのケガ防止効果があるのかなとも思っていた。

 だが、日本球界でも今シーズンに入ってよく見るようになり、バレンティンやアマダーといった外国人選手だけでなく、今江や嶋も使っていて、最近ではオリックスの吉田正も使っていた。どうでもいいけど、メジャーの選手を含めても、左打者で使っているのはあまり見ないし、吉田正のケースは珍しいかも。

 今後、スタンダードになっていくのかな。安全性はもちろん大事だけど、日本のプロ野球では選手にスター性も求めるので、表情が見えにくくなるフェイスガードは、日本では馴染まない気もするけど。

2018年8月14日火曜日

オリンピック関連の影響に疑問符

 東京オリンピックを2年後に控え、関連するニュースを目にすることが多くなってきた。

 政府はこれを契機にサマータイムを導入しようと検討しているらしいし、プロ野球はオリンピック期間中のペナントレース中止を予定している。

 でもちょっと待てよ。そこまでやる必要ありますか?

 確かにサマータイムは、デーライトセービングタイムとも言われ、明るい時間を有効活用しようという取組なので、個人的には賛成なのだが、オリンピックのドサクサに紛れて導入するのはいかがなものかと思う。プロ野球だって、都心の混雑を避けるためのペナント中止だと理解しているので、であれば、オリンピック期間中は東京以外を本拠地としているチームの主催試合を集中的に行えばいいのでは?今でも高校野球期間中の甲子園だったり、都市対抗期間中の東京ドームは使用せずに、阪神や巨人は長期ロードに出るのだから。

 とにかく、これらに限らず、「オリンピックだから」ということで、オリンピック最優先で強引に物事を進めるのだけは大反対。そもそも、オリンピックってそんなに凄いイベントなの?少なくとも長野オリンピックの時は、これほどまでの国家を動かすような大イベントとして捉えられてなかったように記憶しているけど。

2018年8月13日月曜日

MLBのトレード事情

 今年は日本でもトレード期限ギリギリでの駆け込みトレードが目立ったが、やはりトレードと言えばメジャー。フラッグディールは日本でも報道されることがあるが、開幕直後からトレードは活発で、今シーズンも7月31日までで106件ものトレードが成立しており、単純計算で1チームにつき7件のトレードに関わっていることになる。日本では考えられない。ちなみに、8月1日以降もウェーバー公示後のトレードがバンバン成立している。

 この106件だが、内訳を見ると、日本では見慣れない内容のトレードがある。74件は、選手同士のトレードだったり、金銭が絡んでいたり、中には無償トレードもあるが、どれも日本でも見るパターン。だが、残りの32件は、ちょっと違う。

 32件のうち、11件はトレード相手が後日発表(To Be Named Later)となっている。これは文字通り後日発表されるものであり、規定では6ヶ月以内に決定することになっているらしい。このため、シーズンオフに決まることが多く、特に8月以降のトレードは交換相手もウェーバー公示をクリアする必要があるため、そのリスクを回避してシーズンオフにトレードする目的で後日発表扱いにすることもある。また、DL中の選手はトレードできないため、交換相手がDLに入っている場合も、この扱いになる。

 残る21件はトレード相手が今後検討(Future Considerations)となっている。これは、文字通り今後検討されるということではなく、選手でも金銭でも無い「別の何か」を指していて、多くの場合はインターナショナル・ボーナス・プールと報じられている。メジャーでは海外選手の獲得に使える契約金には上限が設けられているが、この枠をトレード相手として使うのである。つまり「Future Considerations(今後検討)」を多く獲得しているチームは、海外選手の獲得するための資金をたくさん手に入れている状態ということになるので、こういったチームはもしかしたら、シーズンオフに有力な日本人選手を獲得することを考えているのかも知れないとも読み取れるのである。ただ、今年は話題になりそうなFA選手は居なさそうだけど。

2018年8月12日日曜日

MLBのドラフトとドラフト外

 MLBに注目するようになったここ数年。毎日、Transactionのページを見て楽しむのが日課になっているのだが、ドラフトの動きとは別に、多くの選手が一斉に契約される時期があるのに気が付いた。

 その前にドラフトの話。毎年6月上旬に3日間程度に渡って開催され、各球団40人まで指名できる。また、詳しい規定はややこし過ぎて僕自身も理解できていないが、基本的には完全ウェーバー制のため、日本のようなくじ引きは発生しない。ちなみに、メジャーは30球団あるので、30球団×40人=1,200選手が指名される。日本のプロ野球が、育成選手含めても例年100人程度なので、やはりメジャーがスケールが違う。で、ここで指名された選手が、各球団と契約すると、Transactionのページには以下のように表記される。

 チーム signed ポジション 名前

 で、ここまでがドラフトの話。6月中は上記表記が大量にみられるのだが、ここからが本題で、7月2日以降、以下の表記が急増する。

 チーム signed free agent ポジション 名前 to a minor league contract.

 チームは、FA中の選手と、マイナー契約を締結した。ということで、どこのチームにも所属していない選手がマイナー契約を締結した場合に表記されるもの。マーリンズを自由契約になった田澤投手がタイガースと契約した際にもこの表記がされた。

 ただ、7月2日以降に大量に表記されているので、これが何か調べてみたところ、7月2日はドラフト対象外となっている海外選手の獲得が解禁される日ということらしく、日本風に言うとドラフト外入団。これら選手はInternational FAと言われているので、Transactionのページでもfree agentと表現されているようだ。

 これで、一つ謎が解明できた。Transactionページの表現には、まだまだ分からないことが多いので、一つずつでも解明していこうと思う。

2018年8月11日土曜日

スイングしたバットがキャッチャーを直撃するプレーに思う

 古くは頭部死球の一発退場に始まり、最近のコリジョンルールなど、野球界では色々と選手生命に関わるような大けがに対する未然防止策を講じている。あまりやり過ぎると野球がおとなしいスポーツになり過ぎて、スリリングなプレーが見られなくなるので、程度は見極めないといけないと思うものの、全体的な方向性としては、間違っていないと思う。防げるはずの一つのプレーにより、一人の選手生命が絶たれるのは、ファンとしても悲しい出来事だからだ。

 そういう意味では、考えさせられるプレーがある。

 先日、メジャーの中継を見ていたら、現役最強のスイッチヒッターと言っても過言ではないだろうインディアインズのホセ・ラミレス選手がスイングしたバットがキャッチャーを直撃した。日本でも、かつてホワイトセルが頻繁にこれを行い話題になったことがあったが、今でもたまに発生している。でも、考えてみるとこれってかなり危ないプレー。すっぽ抜けの変化球が頭部に当たるより、よっぽど選手へのダメージは大きいのではないだろうか。

 頭部死球だって、故意ではなくても一発退場。であれば、バットがキャッチャーを直撃するプレーも一発退場か、最低でも守備妨害で一発アウトぐらいにした方がいいのではないかと思う。

2018年8月10日金曜日

アマダーがドーピング

 楽天のアマダーがドーピング検査で陽性となり、6ヶ月間の出場停止処分となった。10日以内に異議申し立てすることもできるようだが、実施せずに受け入れた場合、今シーズンの残りの試合にアマダー選手は出場することができない。

 メジャーではよく聞く話だが、日本のプロ野球ではドーピング違反というのはかなり珍しく、これまでに以下の4例しかない。

・ガトームソン(ソ)
・ゴンザレス(巨)
・リオス(ヤ)
・井端(中)

 今回のアマダーを含めると、5例中4例が外国人選手。ちょっと極端に偏っているように思える。

 メジャーでよく聞く話ということで、そもそもドーピングに対する考え方に日本と外国の違いがあるのか。それとも、各球団の教育体制に差分があるのか。はたまた、外国人選手に対して特に厳しい目を向けているのでは?

 いろんな推測はできるが、とにかくこの極端な偏りは気になる。

2018年8月9日木曜日

CDレビュー サザンオールスターズ「海のOh, Yeah!!」

 サザンオールスターズがデビュー40周年を記念したベストアルバムをリリースした。初回限定盤はボーナストラック含めると2枚組全33曲という大ボリュームである。

 サザンオールスターズのベストなので、聴き応えあるに決まっているし、誰もが知っている名曲から、アルバム収録の隠れた名曲も収録されていて、ファンにしても新たな発見がありそうなアルバムである。

 何よりも凄いのは、これはデビュー20周年を記念してリリースされた前回のベスト盤「海のYeah!!」以降にリリースされた曲のみで構成されていること。これぐらいのベテランミュージシャンのベスト盤は、一般的にキャリアベストであることが多いと思うが、そうではないところに、サザンオールスターズが今でもヒット曲を生み出し続けていることが分かる。これぐらいのキャリアがありながら、こういうベスト盤をリリースできるミュージシャンはせいぜい片手で数えられるぐらいでは無いだろうか。

 40年ものキャリアがありながら、今でも現役バリバリでシーンのトップを走り続けるサザンオールスターズ。彼らがそんな稀有な存在であることに、改めて気付かされたアルバムだった。

2018年8月8日水曜日

選手会が「現役ドラフト」を要求

 プロ野球選手会が「現役ドラフト」の実現に向けて、これを最優先課題と捉えて、今後も日本野球機構と交渉を続けていく方針であることが報じられた。ニュース記事はこちら。

 「選手会「現役ドラフト」要望、移籍で出場チャンスを」(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)

 「現役ドラフト」という言葉をこの記事で初めて見たが、要するに飼い殺し状態の選手を他球団が獲得できる制度。なるほど、思想としては素晴らしいし、ファンとしても実力のある選手がファームで燻っているより一軍でプレーを見せてくれた方が嬉しい。ただ、これって制度設計がとても難しいと思う。

 実はメジャーリーグにはこの制度がある。「ルール5ドラフト」と言われ、詳細は割愛するが、ざっくり言うと、プロ入り5年が経過した選手で、マイナー契約の選手は他球団から選手を保有している球団の合意無く指名して獲得できるというもの。但し、翌シーズンは必ずシーズンを通じて出場選手登録(25人枠)する必要があり、ケガ以外の理由(DL入り)で降格させる場合は、元の所属球団に返却しなければならない。

 ただ、これを日本にそのまま当てはめるのは難しい。メジャーと違って日本は一軍と二軍の昇格・降格に大きな制限は無いため、5年間一軍に昇格しないということは考えにくいし、居たとしてもそれは飼い殺し状態と言うよりも実力不足だろう。

 逆に飼い殺しの具体例で思い浮かべると、近年なら巨人時代の大田やオリックス時代の伊藤か。これを定義化すると、ある程度出場機会は与えられたものの環境に適応できず実力が発揮できなかったり、首脳陣との折り合いが悪く出場機会が制限されるようなケースということになり、これが日本流の「飼い殺し」と言えると思うが、これを制度と言う枠組みで定義化するのは難しい。

 思想は素晴らしいが、もう少し具体的な議論をしないと、検討は進まないと思うし、その議論を開示していかないと、世論を(ファンを)味方にできないと思う。

2018年8月7日火曜日

知り合いの急死

 先週の日曜日のことだった。普段鳴らないはずのスマートフォンが鳴る。会社の先輩からのメール着信だ。

 珍しいこともあるもんだと思って文面を読んでみると、とてもショッキングなことに、共通の知り合いの人が急逝されたとのこと。

 その人とは、東京勤務時代と直前の大阪勤務時代に一緒にお仕事をさせて頂き、今は仕事での絡みは無いが、たまたま同じビルの同じフロアで勤務している。そのため、トイレとかではよく会い、木曜日にも他愛もない雑談をしたばかりのところ。年齢は僕より2歳上なので、ほぼ同世代。持病も特に無かったようで、とにかくあまりにも突然訪れた死。

 たまたま、月曜日は休みをもらっていたので、全然信じられず、今日出社したところ訃報連絡が流れているのを目にし、本当だったのだと改めて現実を突きつけられた。

 同世代の近しい存在の人の死ということで、とてもショックだが、と同時に、とは言え、こういう出来事は今回が初めてではない。もちろん、まだ「珍しい」部類の出来事ではあるが、自分もいよいよそういう年齢に差し掛かってきたのだと、そんなことも感じさせられた。

 ご冥福をお祈りいたします。そして、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。

2018年8月6日月曜日

村田の事実上の引退宣言に思う

 少し前の話になるが、元巨人で現BCリーグ栃木の村田が、事実上の今シーズン限りでの現役引退を表明した。今シーズン中のNPB復帰が自身で掲げた最終目標であり、獲得期限の7月31日をもってもオファーが無かったための決断と報じられている。

 つくづく、どこの球団も獲得に名乗りを上げないことが不思議でならない。一般的に報道されている又はネットで噂になっている、どこの球団も獲得しない理由は以下の4点。

1)各チームが若返りの時期に差し掛かっているため
2)2,000本安打まで残り135本に迫っていることから、獲得したからにはそこまで打たせる義務みたいなものが発生するため
3)人間性に問題があり、チームに悪影響を及ぼすため
4)社会的な問題(黒い噂など)のため

 4点目が問題になっているのであれば仕方ないが、おそらくこれはネット上だけの噂で、多分真実では無いだろう。ならば1~3(若しくはその複合)ということになるが、果たしてこれは選手を獲得しない理由になるのだろうか?

 まず1点目だが、12球団ともに、村田を獲得したところで、チーム最年長ではない。つまり、もっと若くない選手を抱えてて、戦力として機能しているのである。ちなみに、以下が各チームの最年長選手。年齢は今シーズンの開幕日時点。

H 五十嵐 38歳
L 松井 42歳
E 細川 38歳
Bs 小谷野 37歳
F 矢野    37歳
M 福浦 42歳
C 新井 41歳
T 福留 40歳
DB 後藤 37歳
G 上原 42歳
D 岩瀬 43歳
S 石川 38歳

 ちなみに、村田は37歳。なので、「若返りのため獲得しない」は、体よく断るための断り文句としか思えない。

 2点目だが、これも同様に体よく断るための断り文句だろう。確かに2,000本直前は聖域のような扱われ方をする場合もあるが、残り10数本に迫っているロッテの福浦は、戦力的にスタメンでも十分なチーム内の立ち位置ではあるものの、代打での出場が続いているため、カウントダウンが全然進んでいない状況にある。2,000本間際といえども、そこまで聖域化されているわけでもないのだ。

 3点目だが、これが一番有力な感じで報じられているが、だとしたら、プロ野球ってそんなものなの?仲良し軍団なの?って思ってしまう。文字通りプロである。プロなら実力勝負でしょ。多少チーム内の和を乱そうが、結果をもたらしてくれるのなら、それでいいではないか。規模も職種も全然違うが、僕自身も紛いなりにも「チーム」を預かる身となった今だからこそ、特にそう思う。

2018年8月5日日曜日

第73回全国花火大会

 会社の諸先輩方に誘われて、4日に岐阜県長良川河畔で開催された花火大会に行ってきた。20代の頃は会社の人に誘われて、こういうイベントに行くのはあまり好きではなかったし、誘われても何か理由を見付けられる時は断っていたようにも記憶しているが、もう40代にもなると、そもそもこういうイベントに縁遠くなっているので、ちょっと遠かったが、またとない機会と思って喜んで誘いに乗っかった。

 知る人ぞ知る穴場スポットということもあり、そんなに大混雑しているって感じでもない。それもまた良かった。


 かれこれ、5年以上は花火大会なんて行ってなかったと思うが、久しぶりに行く花火大会は最高だった。ビールも美味しく感じたし。こういう季節のイベントに参加することは楽しくていいことですね。

2018年8月4日土曜日

Facebookが使いにくくなっていく

 Facebook含め、各SNSにはマルチポストアプリを利用して投稿している。同時に連携させるような機能も各SNSに存在しているのだが、僕の場合、SNSによって繋がっている人の種類を棲み分けているため、必ずしも全ての投稿を全てのSNSに表示させたくない場合もあり、投稿する内容によって、SNSを指定できるマルチポストアプリをとても重宝しているということだ。

 で、使い勝手等により、利用するアプリは定期的に乗り換えているのだが、直近で使っていたのが「Buffer」というもの。ところが、最近、Facebookへの投稿がうまくできないようになった。調べてみたところ、どうやら、Facebook側の仕様らしい。

 https://faq.buffer.com/article/985-publish-facebook-profiles(後日追記:過去ニュース記事のためリンク切れ)
 https://developers.facebook.com/blog/post/2018/04/24/new-facebook-platform-product-changes-policy-updates/

 両方とも英語表記のサイトだが、前者がBufferのサイトで、後者がFacebookのサイト。要するにFacebook側のセキュリティ強化により、各種連携アプリからFacebookへの接続が基本的には全て遮断され、Facebookに投稿したい場合は、Facebookアプリ等を使い、直接投稿しなさいということなんだと思う。

 うーん。まあ、思想として分からんでもないけど、ちょっと不便かな。いや、かなり不便。同じことを投稿するのに、二回も同じ操作するのはめんどくさいし、今後はTwitterとそこから連携されているmixiへの投稿は続けると思うけど、Facebookへの投稿は極端に減ると思う。

2018年8月3日金曜日

プロ野球観戦記 ~やはりキャッチャーは小林で~

 2018.8.3 中日×巨人@ナゴヤドーム
G 000 000 201│3
D 200 000 101X│4

 リクエストがあれば申告敬遠もあったこの試合。先発は前回登板でノーヒットノーランを達成した山口俊と、中日は吉見。山口俊は立ち上がりが不安定で、平田とアルモンテに連続タイムリーを浴びた。やはり、先発投手にとって立ち上がりと言うのは難しい。

 その後はテンポの良い投手戦になったが、7回についに巨人打線が吉見を捕まえる。マギーの三塁線を破るツーベースを足掛かりにして、亀井の芸術的な三遊間のタイムリーで1点を返すと、粗い打撃で確実性に欠いていたマルティネスがライト線へのツーベースを放ち同点。ところがその後のチャンスで高橋監督は小林に対して大城を代打に送る。ここがこの試合のターニングポイントだったと思う。

 キャッチャーが変わった7回の裏、山口俊のリズムが突然崩れ、フォアボール二つでピンチを招くと、ビシエドに痛烈な勝ち越しタイムリーを浴びた。この後、一旦は同点に追いついたため、この失点は決勝点ではなくなったが、キャッチャーが小林のままなら、7回の失点は無かったように思う。

 もちろん、優勝争いから脱落した現状を鑑みると、大城や宇佐見といった若いキャッチャーに経験を積ませるのも大事だという考え方は分からないでもないが、せめて小林をスタメンで起用した試合ぐらいは、最後まで小林を使って欲しい。そうしないと先発投手もかわいそうだ。そんなことを感じた今日の試合だった。

 ちなみに、平日とは言え夏休み期間中の巨人戦だというのに、ナゴヤドームの5階席はガラガラ。9回には代打阿部のタイムリーで同点に追い付くという巨人ファンからするとたまらない盛り上がりがあったが、最後は澤村のサヨナラ押し出しで決着が付くという後味の悪いゲームだった。カミネロ、マシソン、上原が次々と離脱し、澤村もこの状態。リリーフ陣の壊滅は深刻な状況だ。