2018年8月31日金曜日

プロ野球観戦記 ~岡本の凄み~

 2018.8.31 中日×巨人@ナゴヤドーム
G 000 002 003│5
D 100 000 011│3

 今年は例年になく野球観戦に行っている気がするな。

 メルセデスが見たかったので、ナゴヤドームへ。ドラゴンズの先発は笠原。

 メルセデスの好投と、巨人の貧打もあって、中盤まではとにかくテンポの良い試合運び。特にメルセデスはランナーが居ない状況だと、高校野球のようなテンポの良さだったように感じられた。

 6回の表。先頭打者の山本がボテボテのショートへの内野安打を放つと、試合が動き始める。無死1,2塁とチャンスを広げると岡本のタイムリーで同点。打つ前から打席に雰囲気を感じたし、レフトスタンドの熱の入り方が他の選手と全然違う。明らかに他の選手と比べて期待感が大きいし、それに応える岡本。この後、笠原の悪送球で巨人は逆転する。

 そのまま試合が終わるかと思ったら、この日、唯一メルセデスから良い当たりを放っていた京田が、8回に値千金のタイムリーツーベースで同点。直後、ドラゴンズで唯一安定しているリリーバーの佐藤が出てきたし、あっという間にツーアウト取られたので、そのまま9回裏へ、そして延長戦になるものだと思った。

 続く坂本は三振したのだが、キャッチャーが後逸し振り逃げが成立。ここで高橋監督は山本に代えて代打に阿部を送る。これが球場の雰囲気を変えるには充分すぎる采配だった。阿部は四球で歩き、マギーも繋ぎ、2死満塁と言う舞台が整った状態でバッターは岡本。阿部登場の時より、更に盛り上がるレフトスタンド。まさに最高潮の盛り上がり。そしてそこに居る巨人ファンは、岡本が必ず打ってくれると確信しているかのようだった。

 2球目にポール際への大ファールを打った後の4球目。岡本がとらえた打球はセンターオーバーの走者一掃のツーベース。あれだけの期待がのしかかる場面で、期待通りのバッティングを見せた岡本。凄い。凄すぎる。

 岡本が、中田や筒香を上回るような、不動の日本の4番になる日はそう遠くない。そんなことを確信した今日の試合観戦だった。

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