2018年8月11日土曜日

スイングしたバットがキャッチャーを直撃するプレーに思う

 古くは頭部死球の一発退場に始まり、最近のコリジョンルールなど、野球界では色々と選手生命に関わるような大けがに対する未然防止策を講じている。あまりやり過ぎると野球がおとなしいスポーツになり過ぎて、スリリングなプレーが見られなくなるので、程度は見極めないといけないと思うものの、全体的な方向性としては、間違っていないと思う。防げるはずの一つのプレーにより、一人の選手生命が絶たれるのは、ファンとしても悲しい出来事だからだ。

 そういう意味では、考えさせられるプレーがある。

 先日、メジャーの中継を見ていたら、現役最強のスイッチヒッターと言っても過言ではないだろうインディアインズのホセ・ラミレス選手がスイングしたバットがキャッチャーを直撃した。日本でも、かつてホワイトセルが頻繁にこれを行い話題になったことがあったが、今でもたまに発生している。でも、考えてみるとこれってかなり危ないプレー。すっぽ抜けの変化球が頭部に当たるより、よっぽど選手へのダメージは大きいのではないだろうか。

 頭部死球だって、故意ではなくても一発退場。であれば、バットがキャッチャーを直撃するプレーも一発退場か、最低でも守備妨害で一発アウトぐらいにした方がいいのではないかと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿