2019年10月31日木曜日

藤一番のメニューから味噌らーめんが消えていた

 ラーメンの中では、藤一番の味噌らーめんが一番美味いと思っている。

 世間的に評判になっていることはないし、自分の周りにもこの意見に同意してくれる人は居ないのだが、とにかく個人的には大好き。多分、高校生ぐらいで、そろそろ自分の意志で好きにラーメン屋に行けるぐらいになった時に、たまたま行き付けだったということもあって、昔から食べ慣れているので、その味が体に染みついているからなんだと思う。

 で、先日、久しぶりに地元の藤一番に行って注文しようとしたところ、メニューが一新されていて、味噌らーめんが消えていた。もともと、藤一番の中でも人気メニューの部類では無かったと思うので、ついに整理対象になってしまったのか。

 公式サイトのメニューには、まだ掲載されているので、その店舗独自で提供しなくなっただけなのかも知れないが、それにしても大好きな味を楽しめなくなってしまったのは、とっても残念である。

 「藤一番メニュー

2019年10月30日水曜日

西武森選手の登場曲

 今年のメジャーリーグの大きな話題の一つがナショナルズの「Baby Shark」だと思う。ワイルドカードからワールドシリーズに進出すると、下馬評を覆しアストロズを追い詰め、ついに第7戦まで持ち込んだナショナルズの勢いを象徴している、もはや社会現象と言って良いだろう。

 そんな「Baby Shark」だが、どうやら夏ごろより西武の森選手も登場曲に使っているらしい。関連する映像を見たのだが、ナショナルズのホームゲームと見間違うほど、森選手の打席では同じような盛り上がりを見せている。

 これは、生で見たかったな。来シーズンもこの登場曲を継続させるのかな。

 何よりも、メジャーの最新の流行をいち早く取り入れるなんて、実は森はメジャー志向かあるのだろうか。

 なお、Baby Sharkの現象についての詳細は、こちらのブログで分かりやすく紹介されているので、リンクを貼っておく。

 「ナショナルズを1つにした ” BabyShark ”(ベイビー・シャーク)とは?

2019年10月29日火曜日

戦力外通告2019

 日本シリーズ終了から5日が経ち、今年も戦力外通告の期間が終了した。日本人選手の育成選手を除く選手で、28日時点で進路が報道されておらず、現役続行希望とされている選手は、以下の通り。

39歳 松坂(D)
38歳 鳥谷(T)
37歳
36歳
35歳 嶋(E),大引(S)
34歳 市川(H),成瀬(B),岡本(T),小宮山(T)
33歳 宮崎(B),森福(G)
32歳 小石(L),戸村(E),西森(DB),村中(S)
31歳 森越(T),亀澤(D)
30歳 高木(L),塚田(H),阿部(M),中後(DB),屋宜(S)
29歳 松本直(L),橋本(E),島井(E),杉山(D)
28歳 西宮(E),関谷(M),大木(M),中村(F),鈴木昂(B),寺田(DB),飯田(C),横山(C),友永(D),岩橋(S)
27歳 岡本(H),岩本(F),近藤(D)
26歳 田中豊(F),高城(B),歳内(T),沼田(S)
25歳 森山(F),青山(B),坂本工(G)
24歳 金子一(L),今野(E),岸里(F)
23歳 卓丸(E),立田(F)
22歳 綾部(DB)
21歳 岡崎(B),大河(DB),長井(C)

 ※年齢は、来シーズン開幕日時点のもの。

 近年、戦力外通告から他球団に移籍して、まともに戦力になっているのは、打力がウリの選手が多い。その近年の例からすると、注目したいのはオリックス宮崎と日本ハム森山か。ただ、今年もバリバリの戦力だったという意味では中日亀澤はこのまま引退させてしまっては、もったいない気がする。あと、巨人坂本工は今年育成から支配下に上がったのに、1年で戦力外通告と言うのは、あまりにもビジョンが無さすぎるように見えるし、もう一度どこかのチームでチャレンジさせてあげたい。

 ちなみに、昨シーズンの戦力外通告はこちら。
 「戦力外通告2018

 まともに戦力になっているのは、元ソフトバンク五十嵐と、元巨人中井か。中井については、注目度No.1として紹介していて、見事的中したので、これは嬉しい。

2019年10月28日月曜日

FLOWER FLOWER インコのhave a nice day ツアー 2019@Zepp Osaka Bayside

 初めてのZepp Osaka Baysideでのライブは、FLOWER FLOWER。増税の影響なのか、それとも新しいライブハウスだからなのか、一般的にはワンドリンク500円取られるところ、ここは600円だった。

M01.月
M02.時計
M03.素晴らしい世界
M04.とうめいなうた
M05.席を立つ
M06.命
M07.コーヒー
M08.灯火
M09.秋
M10.炎
M11.蜜
M12.神様
M13.Rolling Star [YUI]
M14.パワフル
M15.踊り
M16.バイバイ

 ~アンコール~

EN1.スタートライン
EN2.ひかり

 M02,03と、序盤から飛ばしまくり。ただ飛ばしているだけでなくて、yuiがとにかく楽しそうに、そして伸び伸びとステージに立っていたことが印象的で、YUI時代ではなく、もしかしたら今が彼女にとっての全盛期なのではないだろうか。そんなことを感じさせられた。

 とは言え、やっぱりヒット曲はYUI時代に生み出している。この日も唯一やってくれたYUI時代の「Rolling Star」は、一番盛り上がった。

 過去の大ヒット曲から、今のyuiの素顔まで、色んな楽しみ方のできたライブだった。

2019年10月27日日曜日

2019年10月MSVランキング

1位 : こんなに好きになっちゃっていいの? (日向坂46)
2位 : Vampire (IZ*ONE)
3位 : Pretender (Official髭男dism)
4位 : 馬と鹿 (米津玄師)
5位 : 夜明けまで強がらなくてもいい (乃木坂46)
6位 : Big Shot!! (ジャニーズWEST)
7位 : イエスタデイ (Official髭男dism)
8位 : 宿命 (Official髭男dism)
9位 : Category (ONE N' ONLY)
10位 : DAN DAN Dance!! (A.B.C-Z)


  1位は、日向坂46。今年デビューだが早くも2回目の1位獲得となり、一気にトップアイドルに登りつめた。

 Official髭男dismの「Pretender」は5ヶ月連続ランクインと、ロングヒット記録中。また、他にも2曲をランクインさせ、3曲同時ランクインとなり、今年大ブレイクしていることを印象付けさせる結果となった。

 ちなみに、3曲同時ラインクインは、関ジャニ∞が2010年1月に「冬恋」「I wish」「雪をください」で達成して以来、約10年ぶりの出来事。それ以外にも3曲同時ランクインは過去に例はあるものの、関ジャニ∞含めて、全て少なくともそのうち2曲は同時リリース等の企画要素もある楽曲であり、3曲とも異なるタイミングでリリースされた楽曲が、同時に3曲ランクインしたのは、今回がMSVランキング史上初となる。

2019年10月26日土曜日

スマートフォンで撮影した写真がSDカードに保存されない

 スマートフォンで撮影した写真がSDカードに保存されない状況が頻発している。

 機種はdocomoの「arrows Be F-05J」で、契約してから約2年半ぐらいなので、まだそんなに古くない。

 ネットで色々と調べてみたけど、これといった類似事象は見付からず、唯一考えられそうだったのがSDカードの不良ということだったので、とりあえず王道ではあるが、抜き差しをやってみた。

 ただ、スマートフォンの場合、がっちりとケースで覆われているので、そんなに簡単に物理的に抜き差しはできない。代わりに論理的に抜き差しができる。

 まずは、「設定」から「ストレージ」を選択。
この「SDカード」の横の▲をタップすると、取り外したことになる。再度、「SDカード」タップすると、マウントするかと問われるので実行すれば接続完了。なお、謎の「マウント」という言葉に戸惑うが、どうやらAndroid用語で「接続する」という意味らしい。

 とまあ、この処理を行ったことで写真が無事に保存されるようになったのだが、また数日したら同じように保存されなくなった。再びこの処理を行うことにより直ったのだが、何かおかしい。そんなに頻繁にスマートフォンで写真を撮る機会はないので、そんなに困ってもいないが、でもちょっと気になるな。

2019年10月25日金曜日

飲食店が空いてきているように感じる話

 週末を中心にそれなりの頻度で外食するのだが、最近、飲食店が妙に空いてきているような気がする。特に、テイクアウトできるタイプのお店において、特に感じる。これって、今月から導入された軽減税率の影響なのかな。

 個人的には、これまでは食事時には並ばないと入れなかったお店に、並ばなくても良くなったのでありがたいことだが、飲食店にとって、今回の消費税率の引き上げは、けっこう影響が大きいのかも知れない。

2019年10月24日木曜日

セブンイレブンの深夜休業ガイドライン

 少し前にニュースにもなったが、21日にセブン&ホールディングス社は深夜休業ガイドラインなるものを発表した。以前に東大阪市の店舗の事案が大きくニュースにも取り上げられたが、要するにコンビニ業界では常識だった24時間営業という方針を、店舗状況に応じて短縮を認めるというものである。

 「ニュースリリース

 20代の頃は深夜帯に出かけていることも珍しくなくて、そういう時はコンビニお世話になったこともあったが、40代中盤ともなるともうそんなことは年に1度あるか無いかのレベルなので、深夜営業が無くなっても個人的には生活に影響は無い。人手不足や働き方改革が叫ばれている今の日本において、こういう流れは仕方ないのかなとは思うが、それでも今回のようなサービスのデグレは、社会の力が衰退していっているように感じられて、何とも言えない寂しさも覚える。

  似た話として、JR西日本は終電時間の前倒しを検討しているというニュースもあるし、これからこの手のニュースを耳にする機会が増えてくるのかな。

2019年10月23日水曜日

Mai Kuraki Live Project 2019 Let's GOAL!@グランキューブ大阪

 たまたま3週連続でライブの予定が入った、秋のライブ3連発ウィーク。第1弾は倉木麻衣。これまで数多くのライブに足を運んでいるが、最も回数が多いのが倉木麻衣だと思う。

M01.Love, Day After Tomorrow
M02.Stay by my side
M03.Secret of my heart
M04.Delicious Way
M05.Long distance feat. all at once
M06.Your Best Friend
M07.Missing You
M08.冷たい海
M09.Tonight, I feel close to you feat.大野愛果
M10.happy days
M11.Be Proud
M12.Time after time
M13.渡月橋
M14.きみと恋のままで終われない いつも夢のままじゃいられない
M15.Let's Go!
M16.Change
M17.SAWAGE☆LIFE
M18.Stand Up
M19.ベスト オブ ヒーロー
M20.Feel fine!
M21.薔薇色の人生

~アンコール~

EN1.JUMP! JUMP!
EN2.幸せの扉
EN3.chance for you
EN4.負けないで
EN5.always

 何と言っても驚いたのは、フェスではない単独ライブとしては異例のオープニングアクト(前座)があったということ。M05でコーラス参加したall at onceという男性ボーカルデュオで、なかなかメロディがきれいだったが、如何せん高い声が全然出てなくて、ステージに立つレベルに達していないかなと言う印象。ちなみに、このオープニングアクト直前に会場で人が急に倒れるハプニングがあり、救急車で運ばれていった。こんなハプニングが起こったのも初めてで、ライブ参加も回数を重ねると、色んな事が起こる。

 M01から03までは、まさかのシングルベスト構成。デビュー20周年のアニバーサリーと謳っていたので、このままキャリアベストなセットリストになるのかと思ったけど、直後のMCでもあったように、最新アルバム「Let's GOAL!」と過去の代表作を織り交ぜた構成で進行。

  M04「Delicious Way」ではイントロが流れた瞬間、鳥肌が立った。こんな経験久しぶり。多分、自分としてこの曲が倉木麻衣のナンバーの中で最も好きな曲なんだろう。そのことに気付かされた瞬間。

 M08からはオリジナルアレンジでは取り入れてなかったような楽器とコラボレーションするセッション。かなり大胆なアレンジだったのだが、よく聞くのはファンとしてはオリジナルアレンジが一番好きなので、ライブでも音源通りやって欲しいという声。そういうファンにとっては戸惑いが大きい時間帯だったと思うが、個人的には彼女のライブは何度も来ているので、今回のような大胆なアレンジは、その曲の違った魅力を感じることができたので、とっても良かった。

 そしてライブは後半へ。M13「渡月橋」では、会場の雰囲気が一気に変わったと感じた。代表曲のイントロが流れた瞬間の、待ってましたという雰囲気。その雰囲気に溢れた。今もなお代表曲を更新し続けることができている彼女は凄いと思う。

 M20「Feel fine!」は相変わらずの大盛り上がり。この曲を歌っている時の倉木麻衣は本当に楽しそうで、見ている方も心の底から楽しくなる。

 アンコールでは、何だか随分久しぶりな気がする「chance for you」のあと、まさかの「負けないで」を披露。イントロで、この日二度目の鳥肌。ZARD本人ではないものの、まさかプロの歌手がステージでこの曲を歌っているのを生で聴くことができる日が来るとは思ってもいなかった。感動。歌ももちろんだが、名曲は間奏ですら、しびれるのだと実感。

 前座の3曲を加えると全29曲。たっぷり3時間。こんなに曲数の多い単独ライブも珍しいだろう。最高のライブだった。

2019年10月22日火曜日

沢村賞は19年ぶりに該当者なし

 今年の沢村賞は2000年以来、19年ぶりに該当者なしということになった。

 沢村賞は、その年に最も優れていた先発完投型投手に与えられる賞であり、具体的には、7つの選考基準を参考にしつつ、選考委員が決定する。今年は7項目中、山口と有原が4項目を満たしていたが、両投手とも完投数が著しく少ないということで受賞を逃した。

 最初、このニュースを耳にした時は、多少成績が悪くても、その年に最も優れていた投手に与えればいいのではと思ったが、その後、完投数が山口が0で有原が1ということを知り、該当者なしも仕方ないのかなと思った。

 歴史を紡いでいくという意味では、できる限り該当者なしというのは避けたい。後々振り返った時、2019年のプロ野球に残る名前が他のシーズンと比べて1人分少ないというのは、やはり寂しいものだ。なので、誰かには与えるべきだと最初は思った。

 ただ、確かに沢村賞と、名前に選手名を付けている賞なので、沢村を思い起こさせるような投手でなければ受賞すべきではないとも思う。そして選考基準は7つあるが、「先発完投型」と謳っていることもあり、最も大事な基準は完投数だとも思う。なので、今シーズン、該当者なしと結論付けられたのは、妥当なのではなかろうか。

 先発分業制が進んだとはいえ、ほんの10年ぐらい前までは各チームに1人ぐらいは完投を任せられる投手が居た。各チームともエースと言われる投手は、それぐらいの馬力を見せて欲しい。

 以下、来シーズン沢村賞獲得に向け、完投数を伸ばして欲しいと個人的に期待している選手を書き残しておく。

・オリックス 山岡、山本
・ソフトバンク 千賀
・DeNA 今永
・中日 柳
・西武 今井

2019年10月21日月曜日

鈴鹿パーキングエリアにガソリンスタンドが欲しい!

 関西方面から新名神高速を使って名古屋方面に移動していると、以前なら亀山ジャンクションを経由して東名阪を走るようになっていたが、今年の3月に新しい区間が開通したことにより、亀山西ジャンクション経由でそのまま新名神を走り続けるよう誘導される。

 渋滞区間を迂回できるようになっていて、これはこれで有り難いのだが、この新区間に設置されている鈴鹿パーキングエリアにガソリンスタンドが無いのが地味に困る。新名神経由なら途中の御在所サービスエリアにあったのだが、ここを経由しなくなったことにより、実に土山サービスエリア以降、名古屋までガソリンスタンドが無い。構想道路におけるガソリンスタンドが無い区間としては、これはちょっと長すぎではなかろうか。

 鈴鹿パーキングエリアにガソリンスタンドを設置して欲しいものである。それなりに需要はあると思うのだが。

2019年10月20日日曜日

久御山ジャンクションの大渋滞が読めない

 関西に住んでいるが、家の事情でかなりの頻度で名古屋の実家に帰っている。実家での諸々に必要なので、基本的に車での帰省。

 片道165Km程度なので、2時間強ぐらいで帰れるのだが、途中に通過する久御山ジャンクションがかなりのクセモノである。というのも、この構造がおかしいのか何なのか分からないが、一度渋滞すると、全く動かなくなり、ジャンクションを通過するだけで1時間程かかるのである。つまり、渋滞につかまると、普段なら2時間強で帰れるところ、3時間かかってしまうので、所要時間は1.5倍。

 帰省するときは、ただ帰ればいいのではなくて、何らかの予定を目掛けており、到着しなければいけない時間が決まっていることがほとんどなので、渋滞することを見越して早めに出発する必要があり、渋滞しなかった場合は、逆に実家近くで時間を潰す必要がある。

 何とかならんのかな、この大ボトルネックになっている、久御山ジャンクション。

2019年10月19日土曜日

「看る力」どおりにはいかないな

 「看る力」を読んで、介護との向き合い方について、少しレベルアップしたつもりになっていたのだが、いやはや、やっぱり認知症の人と対応してイライラしないって難しいね。頭では分かっているつもりだけど、どうしてもイラっとしてしまうし、声を荒げてしまいますよ。どうしてもね。

2019年10月17日木曜日

ついに名大からプロ野球選手が!

 本日のプロ野球ドラフト会議にて、ドラゴンズが育成1位で名大の松田亘哲投手を指名した。まだ指名されただけなので、入団していないが、このまま契約すれば、名大出身選手として、初のプロ野球選手となる。

 そう。ついに母校名大からプロ野球選手が誕生するのである。数年前に、七原優介という選手がドラフト候補として話題になったが、プロ志望届を提出せずに社会人のトヨタ自動車に入社。もう二度とこんな逸材は出てこないだろうと諦めていたので、今回の指名はとても嬉しい。

 まずは契約して欲しいし、早いうちに支配下を勝ち取って欲しい。そして一軍のマウンドで、是非とも観てみたい。自分はジャイアンツファンだが、ファン球団の垣根を越えて、この選手には活躍してもらいたい。

2019年10月15日火曜日

カムバック賞の候補者が発表されたが(MLB)

 今シーズンのカムバック賞の候補者が発表された。あ、MLBの話です。

○ルーカス・ジオリト
○ハンター・ペンス
○ホルヘ・ソレアー
○ジョシュ・ドナルドソン
○ソニー・グレイ
○柳賢振

 え?違和感ありまくり。

 カムバック賞の候補者名をじっくりと見たのは、今年が初めてなのだが、もしかしてメジャーのカムバック賞って、そもそもこういう基準なのかな?

 プロ野球の感覚だと、かつて活躍していた選手が、ケガ・病気又は長期の不調から復活した時に与えられる賞というイメージだが、少なくともジオリトとソレアーは、カムバック感は全く無くて、単純に今年ブレイクした選手でしょう。柳賢振も、カムバックと言うよりブレイクに近いのでは。

 単純に、前年は成績が落ち込んでいて、今シーズン成績が飛躍的に向上したというのが基準であれば、この6選手でも納得感はあるが、カムバック賞であるからには、やっぱりかつて輝いていた頃がある選手が獲るべきだと思った。

 ただ、それとは別にブレイク賞みたいなのはあってもいいかな。これはメジャーだけではなくプロ野球も。例えば、今年のドラゴンズ阿部とか。

 「ドナルドソン、ソレアーらカムバック賞の候補者6名が発表

2019年10月14日月曜日

MLB'S BEST 2019

 以前に「MLB'S BEST」でも紹介した、その週の好プレーをカウントダウン方式で50個紹介する番組。レギュラーシーズン中は毎週更新され、全26週分で実に1,300ものプレーが紹介されたことになる。

 プレーの素晴らしさを完全に機械的に判断するのは極めて困難だと思うので、ベスト50選出にあたっては、何らかの形で人間の判断が介在しているはず。であれば、取り上げられたプレーの回数は、人気投票的な意味合いも持っているはずだと思って、今回集計してみた。

 以下が、チーム別の取り上げられたプレーが多い順及び回数と、チーム毎で最も多く登場した選手。

1.アストロズ(62) Carlos Correa,George Springer
2.ロッキーズ(61) Nolan Arenado
3.インディアンズ(56) Francisco Lindor
4.ヤンキース(55) DJ LeMahieu
4.ブリュワーズ(55) Lorenzo Cain
6.ツインズ(54) Byron Buxton
7.ブルージェイズ(50) Vladimir Guerrero Jr.
7.アスレティックス(50) Matt Chapman
7.パドレス(50) Fernando Tatis Jr.
10.メッツ(49) Pete Alonso
11.レッドソックス(47) Jackie Bradley Jr.
11.カブス(47) Kris Bryant,Jason Heyward,Kyle Schwarber
13.ドジャース(46) Cody Bellinger
14.オリオールズ(44) Jonathan Villar
14.レイズ(44) Kevin Kiermaier
16.タイガース(41) Gordon Beckham,Jordy Mercer
16.ホワイトソックス(41) Leury Garcia
16.エンゼルス(41) Mike Trout
19.ナショナルズ(40) Anthony Rendon,Victor Robles,Trea Turner
19.ブレーブス(40) Ronald Acuna Jr.
19.ジャイアンツ(40) Kevin Pillar
22.レッズ(38) Jose Iglesias
23.フィリーズ(37) Bryce Harper
24.マーリンズ(36) Brian Anderson
25.マリナーズ(33) J.P.Crawford
26.ロイヤルズ(31) Billy Hamilton
27.パイレーツ(30) Starling Marte,Bryan Reynolds
28.レンジャース(29) Elvis Andrus
29.ダイヤモンドバックス(28) Nick Ahmed
30.カーディナルス(25) Harrison Bader,Tommy Edman

 1位と最下位ではダブルスコア以上の差がついていた。これは意外。しかも最下位のカーディナルスは地区優勝チームだし伝統もある人気チームのはずなのに、これほどまでに取り上げられたプレーは少なかった。

 1位は圧倒的な戦力で地区優勝をしたアストロズ。ヤンキース擁するアメリカン・リーグ東地区のチームは、全5チームが上半分に入っていて、やはり注目度の高さが反映されているのか。

 個人別では、ロッキーズのアレナードが19回でトップ。2位の選手が12回なので、取り上げられたプレーの数が圧倒的に多かった。

2019年10月13日日曜日

日本シリーズ予想2019

 まさかの3年連続で非頂上決戦となってしまった今年の日本シリーズ。優勝チーム同士での戦いでないと、どうにもこうにも試合に入り込めないし、印象にも残らないシリーズになってしまうので、今年は我らがジャイアンツが優勝したということもあって、真の頂上決戦で盛り上がりたかったのにな。

 ということで、相手は優勝チームでは無いため、軽く4タテで蹴散らしてしまおうということで、予想は4勝0敗で巨人。優勝チームとしての格の違いを見せつけてやりましょう。

 ちなみに、2004年のプレーオフ導入以降、優勝チーム以外が日本シリーズに進出したのは8回目。

○2004年パ・リーグ 優勝:ダイエー シリーズ進出:西武
○2005年パ・リーグ 優勝:ソフトバンク シリーズ進出:ロッテ
○2007年セ・リーグ 優勝:巨人 シリーズ進出:中日
○2010年パ・リーグ 優勝:ソフトバンク シリーズ進出:ロッテ
○2014年セ・リーグ 優勝:巨人 シリーズ進出:阪神
○2017年セ・リーグ 優勝:広島 シリーズ進出:DeNA
○2018年パ・リーグ 優勝:西武 シリーズ進出:ソフトバンク
○2019年パ・リーグ 優勝:西武 シリーズ進出:ソフトバンク

 今年は、史上初めて、3年連続での非頂上決戦となった。

2019年10月12日土曜日

史上2回目!9月に終了した今年のペナントレース

 以前にシーズンの振り返りの記事でも書いたが、今年のペナントレースは全日程を9月中に終了した。長くプロ野球のマニア的なファンをやっているが、こんなことは記憶にないと思って調べたら、自分が本格的にプロ野球ファンになった90年代前半以降では初の出来事。プロ野球史においても2リーグ制以降は2度目の出来事だった。

 1度目は東京オリンピックの開会式までに日本シリーズも含めた全日程を終わらせる必要があった1964年で、いわば特殊事情によるもの。つまり、特別な事情も無く、9月に全日程が終わるのは、事実上、史上初となる。

 そもそも、概ね毎シーズンともに、開幕時点では9月中に全日程が終了するように日程が組まれる。ただ、雨天中止による振り替えが10月以降に組み込まれ、結果的に9月中には消化しきれないというのが例年のパターン。当然、屋外球場を本拠地としているチームの試合消化が最後まで残り、パ・リーグでは楽天とロッテのカードが最後まで残るというのが、ここ最近のお決まりのパターンだった。

 ところが今年は天候が安定していたのか、試合消化がとてもスムーズで、逆にロッテが12球団で一番最初に全日程を終了。今年は、さほど天候が安定していたという印象は無いのだが、プロ野球の試合消化からそんなことも垣間見える結果となった。

2019年10月11日金曜日

Show must go on

 今週末は、台風接近が予想されるため、各種イベントが早々に中止となっている。スポーツ関連ではセ・パ両リーグのクライマックスシリーズや、F1日本グランプリの予選も中止。

 安全第一という考え方は分かるし、もちろん安全は最優先なので、台風の影響が大きそうな関東のイベントが中止になるのは分かるけど、影響度合いがさほど大きそうではない東海や関西のイベントまで、続々と中止になるのはどうなんだろう。

 Show must go on

2019年10月9日水曜日

捨てた資料に限って直後に必要になる話

 仕事で、よくある話。

 デスクの上は適度に書類の山になっているのだが、そのまま放置しておくと雪崩の如く崩れたりするので、空き時間のある時に整理して不要な書類は捨てるようにしている。入社してから約20年強、ずっとこのスタイル。

 捨てる時には、一応ザッと見返して、今後も必要になるかそれとも不要なのかを見極めて、不要と判断したものだけを捨てるようにしているのだが、何故か捨てた資料に限って、必要になる。それも捨てた直後に。完全にジンクスである。

 果たして本日。前日に捨てる作業をして少しはキレイになったデスクで気持ち良く仕事をしていたら、急に突発の仕事が舞い込んできて、前日に捨てた資料が必要となった。またこのパターンか。

 関連する資料は電子ファイルで持っていたため、それを参照しながら、その仕事は何とかこなしたのだが、前日捨てた資料が手元にあれば、半分以下の作業時間で終わっていたはずなので、大幅なタイムロス。

 それにしても、けっこう頻繁に発生しているなあ、このパターン。

2019年10月8日火曜日

セオリーなき短期決戦の戦い

 短期決戦だからこそ、浮足立たないように普段通りの野球をすべきだという話す解説者が居る一方、後が無い戦いだからこそ既成概念を捨てて最善を尽くすべきと言う論調もある。

 果たして、今年のクライマックスシリーズのファーストステージ。ソフトバンクは、レギュラーシーズンにおいてチームで唯一全143試合にスタメン出場した松田宣が不調と見るやスタメンから外し、代わりにレギュラーシーズンでは1試合もサードを守ったことが無いグラシアルをスタメン起用。この采配があたり、ステージを突破した。

 一方で、DeNAは、主砲の筒香の打席数を少しでも増やすべく、今シーズン1度も起用されたことのない3番に起用したり、先発2本柱の今永と上茶谷をリリーフ待機させ、勝ち試合に徹底的にいい投手をつぎ込むという奇襲に出たが、策がハマらず敗退した。

 こうしてみると、やっぱりセオリーと言うものは無く、その時のチーム状態に応じた采配が求められていることが良く分かる。当たり前と言えば当たり前のことだが、だからこそ野球って面白いし奥深いものだと、改めて気付かされた今年のクライマックスシリーズファーストステージだった。

 あ、クライマックスシリーズを堪能しているような感じで書いてますし、実際にそれなりに楽しんでいますが、CS反対派というスタンスは変わってませんよ、念のため。

2019年10月6日日曜日

MLBセイバーメトリクス2019 投手編

 セイバーメトリクスシリーズの最後は、MLBの投手編。WHIPに絞っての紹介で、基準は50イニングス以上。

1.Yusmeiro Petit (OAK) 0.81
2.Justin Verlander (HOU) 0.83
3.Emilio Pagan (TB) 0.84
4.Giovanny Gallegos (STL) 0.85
5.Josh Hader (MIL) 0.86
6.Tyler Glasnow (TB) 0.89
7.Ryan Pressly (HOU) 0.90
8.Roberto Osuna (HOU) 0.91
9.Gerrit Cole (HOU) 0.91
10.Will Harris (HOU) 0.93
11.Seth Lugo (NYM) 0.96
12.Yimi Garcia (LAD) 0.96
13.Tyler Clippard (CLE) 0.97
14.Liam Hendriks (OAK) 0.99
15.Oliver Drake (TB) 1.00
16.Ken Giles (TOR) 1.00
17.Felipe Vazquez (PIT) 1.00
18.Zack Greinke (HOU) 1.00
19.Jack Flaherty (STL) 1.00
20.Pedro Baez (LAD) 1.00


 個人的にメジャーファン3年目という経験の浅さもあって、特にリリーフ投手に関する知識が不足しているのだが、全体1位になったペティートってあまり記憶に残っていない名前。昨年、日米野球で来日したとのことだが、覚えてないなぁ。でも、驚異的な数字を残しているので、来シーズンに向けて覚えておきたい。

 リリーフ投手の方が良い数字を残すWHIPだが、バーランダー、コール、グレインキーの先発三本柱がTOP20に入っているアストロズは凄すぎ。まさに無敵の三本柱。

 前半戦終了時に注目したガジェゴスは、年間通じても全体4位で、ナショナル・リーグトップ。ポストシーズンでも引き続き注目したい。

(参考)
 「MLBセイバーメトリクス2019前半戦 投手編
 「MLBセイバーメトリクス2018 投手編

2019年10月5日土曜日

MLBセイバーメトリクス2019 野手編

 続いて、MLBのセイバーメトリクス野手編。昨年同様、OPSに絞って紹介。130打席以上を基準とした。

1.Christian Yelich (MIL) 1.100
2.Mike Trout (LAA) 1.083
3.Yordan Alvarez (HOU) 1.067
4.Cody Bellinger (LAD) 1.035
5.Nelson Cruz (MIN) 1.031
6.Alex Bregman (HOU) 1.015
7.Anthony Rendon (WSH) 1.010
8.David Freese (LAD) 1.002
9.Mitch Garver (MIN) .995
10.Joey Gallo (TEX) .986
11.Ketel Marte (ARI) .981
12.George Springer (HOU) .974
13.Fernando Tatis Jr. (SD) .969
14.Howie Kendrick (WSH) .966
15.Nolan Arenado (COL) .962
16.Juan Soto (WSH) .949
17.Pete Alonso (NYM) .941
18.Charlie Blackmon (COL) .940
19.Xander Bogaerts (BOS) .939
20.J.D. Martinez (BOS) .939


 前半戦終了時に1位だったイエリッチがそのままメジャートップでシーズン終了。アメリカン・リーグトップは全体2位のトラウト。

 アストロズの驚異のルーキー、アルバレスが3位。ルーキーでOPS10割超とは、恐るべきルーキーだ。ポストシーズンでも注目の存在。

 突如大ブレイクしたツインズの捕手ガーバーは、あと一歩で10割。このままメジャーを代表する強打の捕手に定着するか。

 同じく大ブレイクしてオールスターにも出場したダイヤモンドバックスのマーテイが11位。チームを代表する選手になった。

 ジャッジが持っていたホームランのルーキー記録を2年ぶりに塗り替えたアロンゾが17位。こちらも今後大注目のスラッガーだ。

 MLBを観るようになってから、これで3年。それでもまだまだ知らない選手が居て、14位のケンドリックはこのランキングを作っていて初めて目にした名前。誰?調べてみたら、長くエンゼルスで活躍したベテランで、どちらかと言うとアベレージヒッター。今シーズン、突如、長打力が開花したのかな。

(参考)
 「MLBセイバーメトリクス2019前半戦 野手編
 「MLBセイバーメトリクス2018 野手編

2019年10月4日金曜日

セイバーメトリクス2019 投手編

 続いて、セイバーメトリクス投手編。野手の指標と違って、WHIPとK/BBぐらいしか市民権を得ている指標が無いので、毎年3つ目に何を紹介するのか迷うのだが、とりあえず今年は昨年同様、LOB%を取り上げる。FIPを目にすることが出てきている気もするが、計算式が複雑なので、算出がめんどくさいんですよね。ちなみに、基準は例年通り30イニングス以上。

 ということで、まずは1イニングあたりに許したランナーの数の指標であるWHIP。1.2なら平均点で、1.0未満なら超一流とされる。

  1.ジョンソン(T)0.82 2.岩崎0.82 3.宮西0.87 4.ドリス0.87 5.増田0.88 6.松井0.93 7.有原0.97 8.ロドリゲス(D)0.98 9.山本(B)0.98 10.ハーマン0.99 11.塩見0.99 12.大野雄1.00 13.島本1.01 14.菊池保1.02 15.益田1.02 16.石川直1.03 17.杉浦1.03 18.青山1.03 19.森原1.03 20.森1.04

 今シーズンの阪神のAクラス入りをけん引したのは、強力なリリーフ陣だったことが良く分かる。先発投手のトップは有原。ガラスのエースのイメージがある杉浦もなかなかの数字を残しているので、ローテーションで投げられる体力が備われば、来シーズンの日ハムは面白い。

 続いてK/BB。メジャーではすっかりお馴染みの指標。

 1.宮西8.50 2.増田7.40 3.ジョンソン(T)7.00 4.則本昂6.70 5.ロドリゲス(D)5.50 6.塩見5.22 7.嘉弥真5.20 8.唐川5.00 9.浦野4.86 10.石川直4.69 11.美馬4.67 12.村田4.60 13.小笠原4.57 14.ドリス4.55 15.森4.54 16.松井4.46 17.アルバース4.50 18.島本4.29 19.中川4.11 20.有原4.03

 1位の宮西に始まり、浦野、石川直、村田、有原と日ハム勢が目立つ。コントロールを武器に、来シーズンは巻き返しを図れるか。

 最後はLOB%。残塁率に近い数値であり、投手の粘り強さを表し、70強が平均的な投手と言われている。

 1.岩崎89.2 2.青山89.0 3.モイネロ88.1 4.藤川88.0 5.森87.5 6.三ツ間87.4 7.梅津87.3 8.石田86.9 9.島本86.4 10.小笠原86.1 11.高橋優86.1 12.小川(L)85.6 13.井口85.4 14.増田85.2 15.益田84.9 16.高梨(E)84.6 17.土肥84.5 18.高木84.4 19.ロドリゲス(D)83.9 20.浦野83.9

 岩崎、藤川、島本と、ここでも目立つ阪神のリリーフ投手陣。先発では梅津、小笠原とドラゴンズの選手が名前を連ね、来シーズンは注目の存在になるかも。

 昨シーズンの数値は、こちらから。
 「セイバーメトリクス2018 投手編

2019年10月3日木曜日

セイバーメトリクス2019 野手編

 9月中にペナントレースの全日程が終了した今シーズン。調べてみたら、2リーグ制移行後、東京オリンピックの影響と言う特殊事情があった1964年を除くと、何とプロ野球史上初の出来事だったらしく、史上初めて公式戦が無い10月を過ごしている日本列島。

 そんな特別なシーズンの個人成績を恒例のセイバーメトリクスで振り返る。まずは野手編。これまで通り100打席以上の選手でランキング。

 まずは出塁率。元祖セイバーメトリクスとも言える指標で、4割を超えると一流と言われる。

 1.鈴木(C).453 2.近藤.422 3.柳田.420 4.吉田正.413 5.森.413 6.阿部(G).411 7.糸井.403 8.山田哲.401 9.ブラッシュ.397 10.坂本勇.396 11.西川(F).393 12.秋山.392 13.丸.388 14.筒香.388 15.會澤.387 16.青木.385 17.マルテ.381 18.大島.376 19.ビシエド.374 20.中村(S).373


 .450を超えると球史に残るレベルだが、鈴木がこれをクリア。柳田はケガの離脱が無ければチームを優勝に導いていたかも。これだけの数字を残している阿部が引退するのはもったいない。活躍した印象は無いのだが、マルテが高い数字を残しており、クライマックスシリーズでは改めて注目したいし、来季残留すれば脅威の的となるかも。

 続いて、すっかりおなじみの指標となったOPS。出塁率+長打率で計算され、8割を超えると一流。10割を超えると超一流。

 1.鈴木(C)1.018 2.坂本勇.971 3.山田哲.961 4.グラシアル.960 5.森.959 6.吉田正.956 7.ブラッシュ.936 8.柳田.936 9.バレンティン.917 10.山川.912 11.ソト.902 12.ロメロ.902 13.筒香.899 14.阿部(G).892 15.中村(L).887 16.丸.884 17.浅村.878 18.福田(D).877 19.デスパイネ.875 20.ビシエド.870

 鈴木が唯一の10割超。チームはBクラスに沈んだが孤軍奮闘していたことが数字から分かる。レギュラーの座を奪われた福田だが、少ないチャンスで見事な数字を残していたのが意外。来シーズンはレギュラーを奪回できるか。

 最後は足の速さを数値化したSPD。算出式はとても複雑だが、盗塁成功率、盗塁企図数、三塁打、得点が多いと数値が上がり、7.00を超えると一流とされる。

 1.周東22.54 2.佐野(B)9.01 3.重信7.39 4.遠藤7.35 5.野間7.02 6.岡6.94 7.源田6.38 8.近本6.16 9.山本(G)5.97 10.山崎(S)5.94 11.外崎5.92 12.山田哲5.87 13.荻野5.75 14.小田5.43 15.後藤5.33 16.石井5.19 17.西川(F)5.15 18.釜元5.06 19.福田(B)5.02 20.乙坂4.96

 計算ミスかと見間違うほど桁違いの数字を残したのが周東。佐野もこの脚力を活かして来シーズンはレギュラーに定着したい。スランプに陥った印象が強い野間も、足は健在だったようだ。セ・リーグ新人王候補筆頭の近本は、並み居る韋駄天たちに肩を並べる好成績を残していた。

 昨シーズンの数値はこちらから。
 「セイバーメトリクス2018 野手編

2019年10月2日水曜日

プロ野球順位予想2019の振り返り

 セ・リーグはリーグ最終戦まで順位が確定せず、一方のパ・リーグは西武が優勝を決めた日に一発で全ての順位が決まるという、どちらも珍しい形で順位が確定した今シーズン。そんなシーズンだったが、恒例の順位予想振り返り企画をやってみる。

 「セ・リーグ順位予想 2019年版
 「パ・リーグ順位予想 2019年版

セ・リーグ
 予想:1巨 2ヤ 3広 4神 5中 6D
 結果:1巨 2D 3神 4広 5中 6ヤ


パ・リーグ
 予想:1ソ 2日 3西 4楽 5オ 6ロ
 結果:1西 2ソ 3楽 4ロ 5日 6オ


 順位予想と言いながら、ファンの贔屓目でセ・リーグの優勝予想は毎年巨人としているため、巨人が優勝しないと絶対に12球団的中はしないこの順位予想。となれば、今年は12球団的中のチャンスだったのに、見事に外しまくってしまった。

 ヤクルトは投打ともに軸がしっかりしているの勝ち切ると読んでいたが、先発投手に軸が作れなかった。DeNAはリリーフが総崩れになり打線も大量点はありながら1点が取れず苦戦すると思ったが、今永と言う絶対的エースが居ることによりシーズンを戦い抜いた。

 日本ハムはチーム全体が成熟していると感じたが、中田のケガや王柏融の不調を埋めるだけの層の厚さが無かった。西武は菊池と浅村の穴は埋まらないと読んだが、強力打線は健在で、ニールの補強も大当たりだった。

 やっぱり当たらないプロ野球順位予想。いつの日か、かならず的中させるという強い思いを胸に、来シーズンこそは読み切りたい。